リジェ・JS7とは? わかりやすく解説

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リジェ・JS7

(Ligier JS7 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 08:18 UTC 版)

リジェ・JS7 (JS7/9)
カテゴリー F1
コンストラクター リジェ
デザイナー ジェラール・ドゥカルージュ
ロベール・シュール
先代 リジェ・JS5
後継 リジェ・JS9
主要諸元
エンジン マトラ・MS76 V12 NA
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム リジェジタン
ドライバー ジャック・ラフィット
ジャン=ピエール・ジャリエ
出走時期 1977 - 1978
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
通算獲得ポイント 24
初戦 1977年アルゼンチンGP
初勝利 1977年スウェーデンGP
最終戦 1978年イギリスGP
出走優勝表彰台ポールFラップ
251201
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リジェ・JS7 (Ligier JS7) は、リジェチームが主に1977年シーズンF1参戦に用いたフォーミュラカーである。設計はジェラール・ドゥカルージュ。リジェのF1初優勝マシンである。翌1978年シーズン第10戦イギリスGPまで使用された(改良型JS7/9を含む)。

概要

開発

1976年用のマシンJS5シャーシ設計を踏襲しているが、空力面を大幅に手直しした。マシンカラーは前年同様、スポンサー色のジタン・ブルーに彩られていたが、ウイングやノーズ形状がフェラーリ・312Tに似ていたため、ブルー・フェラーリとあだ名された。JS5に比してエンジン全高を30mm下げ、低重心化を図ることでマトラV型12気筒の515馬力といわれる高出力を効率よく走りに反映させることを狙った。

実績

JS7は1977年開幕戦アルゼンチンGPでデビューし、第8戦スウェーデンGPでジャック・ラフィットがリジェチームに初優勝をもたらした。

1978年シーズンは、ギアボックスを変更しホイールベースを延長した改良型JS7/9が開幕から用意され、ニューマシンJS9の投入後も併用された。JS7/9では他にリアサスペンションのモディファイと、燃料タンクのシートバック化による容量増大、フロントのワイドトレッド化が図られた。また新ギアボックスではシフトの重さが軽減されていた。第10戦イギリスGPまで使用された。

スペック

シャーシ

エンジン

  • エンジン名 マトラMS76
  • 気筒数 V型12気筒
  • 燃料・潤滑油 シェル
  • 最高回転数 11,500 rpm
  • 最大馬力 515 PS

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

シャシー エンジン タイヤ No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント 順位
1977年 JS7 マトラ MS76
3.0 V12
G ARG
BRA
RSA
USW
ESP
MON
BEL
SWE
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
USE
CAN
JPN
18 8
26 ジャック・ラフィット NC Ret Ret 9 7 7 Ret 1 8 6 Ret Ret 2 8 7 Ret 5
27 ジャン=ピエール・ジャリエ Ret
1978年 JS7
JS7/9
マトラ MS76
3.0 V12
G ARG
BRA
RSA
USW
MON
BEL
ESP
SWE
FRA
GBR
GER
AUT
NED
ITA
USE
CAN
19 6
26 ジャック・ラフィット 16 9 5 5 5 7 10
  • 6ポイントはJS7/9による

参照

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