LP400S
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 08:08 UTC 版)
「ランボルギーニ・カウンタック」の記事における「LP400S」の解説
1978年には、上記ウォルターウルフ・カウンタック3号車がファーストデリバリーのLP400Sが登場。前後オーバーフェンダー付きでタイヤはミシュランから変更された当時の市販車用で入手可能な最も幅広のリアで345/35R15、フロントは205/50R15のピレリ CINTURATO ™ P7 。シルバーまたはゴールドのホイールはフロントは8.5J、リアは12J。ハンドリングは、ワイドタイヤによって改善され、コーナリング中の車の安定性は向上した。LP400のGirlingブレーキキャリパーはATEブレーキディスクに替えられ、LP400の直径267mmに対して、フロントは300mm、リアは284mmと拡大された。ウルフ・カウンタックの評判からオプションでV字型リアウイング(ビッグウィング、スモールウイング)が用意され、ほとんどのオーナーはウイング付きの車を注文した。後端のエンブレムは「countach」の横に角張った「S」が追加された。仕様変更でシリーズ1~3迄、計237台が生産された シリーズ 1 - シャーシナンバー#1121002から#1121100まで、生産台数50台。ルーフのペリスコープ廃止。ローボディ。極初期に5つの穴の縁が突き出たカンパニョーロ製「ブラボー・ホイール」か、OZ製の縁が無い滑らかな5つ穴のいずれもマグネシウム・ホイールがある。小型のスチュワートワーナー(Stewart Warner)ステージIII 8連メーター(縦オドメーター)、ステアリング・ホイール、45mmキャブレター等はLP400と同じ装備。 シリーズ 2 - シャーシナンバー#1121102から#1121310まで、生産台数105台。このモデルまでがローボディ、低めのサスペンションである。カンパニョーロ製「ブラボー・ホイール」は縁が無い滑らかな5つ穴に変更され、OZ製ホイールの材質はマグネシウムからアルミニウムに変更された。8連メーターが7連に変更され上記のシリーズ1のLP400と同じ装備は更新された。ランボルギーニのファウンダー、フェルッチョ・ランボルギーニが所有したパール・ホワイト色のウイング付きの個体#1121164が含まれる。 シリーズ 3 - シャーシナンバー#1121312から#1121468、生産台数82台。このシリーズ3以降の全てのカウンタックは室内スペースの高さが3cm増加したハイボディとなり、シリーズ1、2の車に比べてサスペンションの車高が高いことでも識別できる。
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