LGBT僧侶として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 06:48 UTC 版)
柴谷は性的少数者、LGBT向けの講演を行うとともに、座談会やインターネットで悩み相談も実施。一方、実家では母親が要介護認定となり、介護にも携わる。なお、2018年2月、柴谷はフジテレビの『ザ・ノンフィクション』に出演。母親との確執や介護のこと、実家に性的少数者(セクシャルマイノリティ)の「駆け込み寺」としての寺を設立する活動が取り上げられた。「多様な性は善」という意図で寺の名前は「性善寺」とした。当初は実家の離れに建築予定で、設計は歌一洋の建築事務所に依頼している。 その後、建立資金の寄進を寺院譲渡資金として、日蓮宗系統の宗教法人大徳山浄峰寺(じょうほうじ)を引き継ぐ。通称として「性善寺(しょうぜんじ)」を用い、真言宗系に改修するため、引き続きクラウドファンディングなど寄進依頼の活動も行った。セクシャルマイノリティがパートナーと同じ墓に入れるようにしたり、望む性別の戒名を生前に与えること、LGBT同士の仏前結婚式などを計画した。 寺の改装を終え、2019年2月24日に晋山式の法要を実施。2019年9月現在、性善寺において代表役員住職を務めつつ、高野山真言宗では権少僧正になっている。
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