ナレッジグラフ
【英】Knowledge Graph
ナレッジグラフとは、知識(ナレッジ)に関連する事象および関係性などをあらわす概念である。特に、Googleが2012年5月に発表した検索エンジンのアップデートに含まれる主要技術を指すことが多い。
2012年5月17日、Googleは公式ブログ上でKnowledge Graphを案内した。ナレッジグラフが実現する主要な事項として、「Find the right thing」(事実を見つけ出す)、「Get the best summary」(最適な概要を作る)、「Go deeper and broader」(より深く広くへ)、の3事項が挙げられている。
「Find the right thing」は、検索語に複数の意味が含まれ得る場合に、それぞれの意味合いを解釈して区別し、探している情報をより見つけやすくする機能とされる。
「Get the best summary」は、検索内容に対して有益で興味深い情報を主要事項として参照できる機能とされる。
「Go deeper and broader」は、意外な発見やより深い情報を得やすくして驚きを提供するもの、とされる。
IT関連の情報系サイト「TechCrunch」は、ナレッジグラフ「文字列ではなく物事そのものへ」(Strings to Things)と表現し、セマンティックWebの実現に向けて前進する動きである、と解説している。ちなみにGoogle公式ブログの原文には「things, not strings」の表現が見られる。
参照リンク
Introducing the Knowledge Graph - (Google Inside Search。英語)
Introducing the Knowledge Graph: things, not strings - (Google Ofiicial Blog。英語)
The Knowledge Graph for mobile and tablet search - (The official Google Search blog。英語)
Google Just Got A Whole Lot Smarter, Launches Its Knowledge Graph -
Googleが過去最大級のアップデートを発表―セマンティック検索実現へ大きく一歩踏み出す - (TechCrunch JAPAN)
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