John Norumとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > John Norumの意味・解説 

ジョン・ノーラム

(John Norum から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/24 14:05 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ジョン・ノーラム
John Norum
ヨーロッパ - ドイツ・ヴァッケン公演(2017年8月)
基本情報
出生名 John Terry Norum
生誕 (1964-02-23) 1964年2月23日(57歳)
 ノルウェー
フィンマルク県ヴァードー
出身地  スウェーデン
ジャンル ハードロック
ヘヴィメタル
職業 ミュージシャンシンガーソングライターギタリスト
担当楽器 ギター
ボーカル
活動期間 1979年 - 現在
レーベル ソニー・ミュージック
シュラプネル・レコーズ
Mascot Records
共同作業者 ヨーロッパ
ドッケン
公式サイト www.johnnorum.se
著名使用楽器
フェンダー・ストラトキャスター

ジョン・ノーラムJohn Norum1964年2月23日 - )は、スウェーデン出身のロックミュージシャンシンガーソングライターギタリスト。身長185cm。

同国のハードロックバンドヨーロッパ」のメンバーとして知られる。そのほか、米国のHR/HMバンド「ドッケン」への参加や、ソロ・アーティストとしても活動している。

来歴

2009年

1964年ノルウェーヴァードーに生まれる。1歳でスウェーデンに移住し、初めてギターを手にしたのは10歳のとき[1]。ギター好きな母親の影響でギターの練習には絶好の環境にあったため、彼はめきめきと腕を上達させていった。ジョンは14歳の頃にはパンク・ロックを演奏していたこともあったが、その後、シン・リジィおよびゲイリー・ムーアに傾倒する[1]。ジョンは後に、ソロ・アルバムでシン・リジィのカヴァーを何度も取り上げている。

1979年ジョーイ・テンペストとともにフォースを結成して、その後バンド名をヨーロッパに改める。ヨーロッパとしてデビューした後、アルバム『幻想交響詩』『明日への翼』『ザ・ファイナル・カウントダウン』に参加。『ザ・ファイナル・カウントダウン』はMTVを中心にヒットして注目される。しかし1986年の10月にジョンはヨーロッパを脱退してしまう。理由は、バンドのイメージや音がキュートになっていったことや、TVショウへの出演に抵抗感を抱いたことにあった[1]。後任ギタリストはキー・マルセロ

1987年に初のソロ・アルバム『トータル・コントロール』をリリース。このアルバムでは一部の曲でボーカルも担当している。1988年、グレン・ヒューズとのプロジェクト「ヒューズ/ノーラム」の結成が計画されるが、この時はヒューズの薬物依存症が問題となって、テレビ出演1回だけで終わってしまう[1]

1989年にはドン・ドッケンのバンドに参加して、アルバム『アップ・フロム・ジ・アッシェズ』を1990年に発表する。このアルバムはビリー・ホワイトとのツイン・ギター編成であった。また、同時期にソロ名義のライブ・ミニ・アルバム『ライヴ・イン・ストックホルム』もリリース。

1992年には、グレン・ヒューズとともに制作した『フェイス・ザ・トゥルース』を発表。収録曲「ウィ・ウィル・ビー・ストロング」では当時不仲説が流れていたジョーイ・テンペストもゲスト参加している(この曲はヨーロッパ盤・日本盤のみに収録されている)。また、1995年にはジョーイの初のソロ・アルバム『プレイス・トゥ・コール・ホーム』収録曲「ライト・トゥ・リスペクト」にゲスト参加[1]

1997年、リーフ・スンディン(元グレイト・キング・ラット〜MSG)をリード・ボーカリストに起用した編成で日本公演を行い、この時のライブ音源はライブ・アルバム『フェイス・イット・ライヴ'97』として発売された[1]。同年末、ジョージ・リンチが脱退したドッケンのツアーにヘルプで参加。

1999年、ソロ名義としては5作目のスタジオ・アルバム『スリップド・イントゥ・トゥモロウ』を発表。同アルバムでは専任のリード・ボーカリストを起用せず、ジョン自身がリード・ボーカルも兼任した[2]。12月31日、ストックホルムの野外で一夜限りのヨーロッパ再結成ライブを行う。このステージはキー・マルセロとのツインギターで、ジョンはレスポールを使用。

その後、ジョンは、妻のミシェル・メルドラムが率いるメルドラムのアルバム『Loaded Mental Cannon』にギタリストとして参加[1]。また、ドッケンに加入し、2002年のアルバム『ロング・ウェイ・ホーム』およびそのツアーに参加。

2003年、ジョンはヨーロッパに復帰し、アルバム『スタート・フロム・ザ・ダーク』をレコーディング。また、ヨーロッパの活動と並行してソロ活動も行い、彼の41歳の誕生日となる2005年2月23日には、6作目のソロ・アルバム『オプティマス』をリリース。さらに2010年にも、7作目のソロ・アルバム『プレイ・ヤード・ブルーズ』を発表している[3]

家族

妹のトーン・ノーラム英語版は1985年に歌手デビューしており、デビュー・シングル「ストランデッド」はジョンとジョーイ・テンペストがプロデュースした[1]

1995年にはファントム・ブルー英語版のギタリスト、ミシェル・メルドラムと結婚するが、ミシェルは2008年5月に昏睡状態となり、5月21日に死去した[4]。ジョンが2010年に発表したソロ・アルバム『プレイ・ヤード・ブルーズ』は、ミシェルに捧げられた[5]

ディスコグラフィ

スタジオ・アルバム

ライブ・アルバム

  • 『ライヴ・イン・ストックホルム』 - Live in Stockholm - EP (1990年)
  • 『フェイス・イット・ライヴ'97』 - Face It Live '97 (1997年)

ヨーロッパ

  • 『幻想交響詩』 - Europe (1983年)
  • 『明日への翼』 - Wings of Tomorrow (1984年)
  • 『ザ・ファイナル・カウントダウン』 - The Final Countdown (1986年)
  • 『スタート・フロム・ザ・ダーク』 - Start from the Dark (2004年)
  • 『シークレット・ソサエティ』 - Secret Society (2006年)
  • 『ラスト・ルック・アット・エデン』 - Last Look at Eden (2009年)
  • 『バッグ・オブ・ボーンズ』 - Bag of Bones (2012年)
  • 『ウォー・オヴ・キングス』 - War of Kings (2015年)
  • 『ウォーク・ジ・アース』 - Walk the Earth (2017年)

その他

エディ・メデューサ

  • Eddie Meduza & the Roaring Cadillacs (1979年)
  • The Eddie Meduza Rock 'n' Roll Show (1979年)
  • Dåren É Lös! - The Roaring Cadillac's Live (1983年)
  • West A Fool Away (1984年)

ドン・ドッケン

ドッケン

  • 『ロング・ウェイ・ホーム』 - Long Way Home (2002年)

脚注

外部リンク


「John Norum」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「John Norum」の関連用語

John Norumのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



John Norumのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのジョン・ノーラム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS