JR岸辺駅との競合、摂津市駅開業の影響
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「正雀駅」の記事における「JR岸辺駅との競合、摂津市駅開業の影響」の解説
2007年(平成19年)3月17日のダイヤ改正では、日中の優等列車の待避が相川から当駅に変更され、大阪梅田方面への所要時間が3分短くなった反面、朝夕ラッシュ時の停車本数が大幅に削減されたが、その後摂津市駅開業による2010年(平成22年)3月のダイヤ改正で、再び朝ラッシュ時の停車本数が増やされた。 当駅はJR京都線の岸辺駅に近接しており、同駅は北西へ徒歩6分程度の距離にある。岸辺駅前には、2005年(平成17年)に平和堂のスーパー『フレンドマート』がオープンしたため、駅前に目立った商業施設がない当駅の方が劣勢に立たされている。また当駅東の大阪府道147号正雀一津屋線沿いには2001年(平成13年)にライフ正雀店が開業しており、駅付近の小規模な商店街も利用客が減少している。 さらに2010年(平成22年)3月には北隣に摂津市駅が開業したため、駅東部からの利用者が同駅に流れている可能性もある。しかし、神戸本線で行われているような競合対策(優等列車の停車など)は一切行われていない。これには次のような理由がある。 当駅や岸辺駅と梅田(キタ)を行き来する場合、岸辺 - 大阪駅間の所要時間が12分・4駅なのに対し、当駅 - 大阪梅田駅間は19分・7駅である。 日中の運行本数は、毎時8本(不等間隔)のJRよりも、阪急は毎時6本(10分間隔)と少ない上に、半数は大阪梅田駅に向かわずに堺筋線に乗り入れる。 上記駅間の運賃(大人料金)でも、JRが180円、阪急が220円である。なお逆方向の京都駅・京都河原町駅で比較すると、阪急の方が安い。 待避線(特に2号線)は車庫からの入出庫や車両交換に使われることがあるため、均一的な緩急接続が困難である。
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