ImageAttributes.ClearThreshold

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

ImageAttributes.ClearThreshold メソッド ()

既定のカテゴリのしきい値を消去します。

名前空間: System.Drawing.Imaging
アセンブリ: System.Drawing (system.drawing.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub ClearThreshold

Visual Basic (使用法)

Dim instance As ImageAttributes

instance.ClearThreshold

C#

public void ClearThreshold ()

C++

public:
void ClearThreshold ()

J#

public void ClearThreshold ()

JScript

public function ClearThreshold ()

戻り値
このメソッドは値を返しません。

解説

しきい値は、色の各要素のカットオフ ポイントを指定する 0 ～ 1 の範囲の値です。たとえば、しきい値が 0.7 に設定されているとき、赤、緑、青の要素がそれぞれ 230、50、および 220 である色をレンダリングするとします。赤の要素は 230 で、0.7 × 255 より大きいため、255 (最大輝度) に変更されます。緑の要素は 50 で、0.7 × 255 より小さいため、緑の要素は 0 に変更されます。青の要素は 220 で、0.7 × 255 より大きいため、青の要素は 255 に変更されます。

ImageAttributes オブジェクトは、5 つの調整カテゴリ (既定、ビットマップ、ブラシ、ペン、テキスト) に関して色とグレースケールの設定を保持します。たとえば、既定のカテゴリに対してしきい値を指定し、ビットマップ カテゴリには別のしきい値を指定し、さらにペン カテゴリにも異なるしきい値を指定できます。

既定のカラー調整設定値およびグレースケール調整設定値は、調整設定値が設定されていないすべてのカテゴリに対して適用されます。たとえば、ペン カテゴリの調整設定を一切指定していない場合、ペン カテゴリには既定の設定が適用されます。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
ImageAttributes クラス
ImageAttributes メンバ
System.Drawing.Imaging 名前空間

ImageAttributes.ClearThreshold メソッド (ColorAdjustType)

指定したカテゴリのしきい値を消去します。

名前空間: System.Drawing.Imaging
アセンブリ: System.Drawing (system.drawing.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub ClearThreshold ( _
    type As ColorAdjustType _
)

Visual Basic (使用法)

Dim instance As ImageAttributes
Dim type As ColorAdjustType

instance.ClearThreshold(type)

C#

public void ClearThreshold (
    ColorAdjustType type
)

C++

public:
void ClearThreshold (
    ColorAdjustType type
)

J#

public void ClearThreshold (
    ColorAdjustType type
)

JScript

public function ClearThreshold (
    type : ColorAdjustType
)

パラメータ

type

しきい値設定を消去する対象のカテゴリを指定する ColorAdjustType の要素。

戻り値
このメソッドは値を返しません。

解説

しきい値は、色の各要素のカットオフ ポイントを指定する 0 ～ 1 の範囲の値です。たとえば、しきい値が 0.7 に設定されているとき、赤、緑、青の要素がそれぞれ 230、50、および 220 である色をレンダリングするとします。赤の要素は 230 で、0.7 × 255 より大きいため、255 (最大輝度) に変更されます。緑の要素は 50 で、0.7 × 255 より小さいため、緑の要素は 0 に変更されます。青の要素は 220 で、0.7 × 255 より大きいため、青の要素は 255 に変更されます。

ImageAttributes オブジェクトは、5 つの調整カテゴリ (既定、ビットマップ、ブラシ、ペン、テキスト) に関して色とグレースケールの設定を保持します。たとえば、既定のカテゴリに対してしきい値を指定し、ビットマップ カテゴリには別のしきい値を指定し、さらにペン カテゴリにも異なるしきい値を指定できます。

既定のカラー調整設定値およびグレースケール調整設定値は、調整設定値が設定されていないすべてのカテゴリに対して適用されます。たとえば、ペン カテゴリの調整設定を一切指定していない場合、ペン カテゴリには既定の設定が適用されます。

特定のカテゴリに対してカラー調整設定値またはグレースケール調整設定値を指定すると、そのカテゴリに適用されていた既定の調整設定値は解除されます。たとえば、既定のカテゴリにしきい値とガンマ値を指定したとします。SetThreshold メソッドを呼び出してペン カテゴリのしきい値を設定すると、ペンには既定のしきい値は適用されません。その後で ClearThreshold メソッドを呼び出してペンのしきい値をクリアしても、ペン カテゴリが既定のしきい値に戻されることはありません。ペン カテゴリはしきい値を持たなくなります。同様に、ペン カテゴリで既定のガンマ値が使用されることはありません。ペン カテゴリのガンマ値は指定されません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
ImageAttributes クラス
ImageAttributes メンバ
System.Drawing.Imaging 名前空間

ImageAttributes.ClearThreshold メソッド

しきい値を消去します。
オーバーロードの一覧

名前	説明
ImageAttributes.ClearThreshold ()	既定のカテゴリのしきい値を消去します。
ImageAttributes.ClearThreshold (ColorAdjustType)	指定したカテゴリのしきい値を消去します。

参照

関連項目

ImageAttributes クラス
ImageAttributes メンバ
System.Drawing.Imaging 名前空間