IV. 共有の環境の保護
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/21 10:18 UTC 版)
「国連ミレニアム宣言」の記事における「IV. 共有の環境の保護」の解説
我々は、全ての人類、就中、我々の子供達や孫達を、人間の諸活動によって回復不能なまでに損なわれ、必要な資源が十分でなくなった地球に暮らす脅威から解放するため、いかなる努力も惜しまない。 我々は、国連環境開発会議(UNCED)で合意されたアジェンダ21に盛り込まれた原則も含め、持続可能な開発の原則に対する支持を再確認する。 それゆえ我々は、我々の全ての環境関連の行動において、保全と管理の新しい倫理を採用することを決意し、その第一歩として、望ましくは2002年の国連環境開発会議十周年までに京都議定書の発効を確保すべく、あらゆる努力を行うこと、また、必要とされる温室効果ガス排出の削減に乗り出すことを決意する。 全ての種類の森林の管理、保全及び持続可能な開発のための集団的努力を強化する。 生物多様性条約、及び、深刻な干ばつ又は砂漠化に直面する国、特にアフリカにおいて砂漠化に対処するための条約の完全実施を急ぐことを決意する。 地域、国家、地方レベルで、衡平なアクセス及び適正な供給の双方を促進する水管理戦略を策定することにより、持続不可能な水資源の利用を停止することを決意する。 自然災害および人によってもたらされる災害の数とこれによる被害を削減するための協力を強化することを決意する。 ヒトゲノム塩基配列に関する情報への自由なアクセスを確保することを決意する。
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