ISO 8859と独自拡張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/02/27 13:58 UTC 版)
「拡張ASCII」の記事における「ISO 8859と独自拡張」の解説
最終的に、ISOはこの標準を8ビットASCII拡張の独自の集合を表すISO 8859としてリリースした。もっとも有名なのはISOラテン1とも呼ばれるISO 8859-1だった。これはほとんどの広く使われている西欧言語に十分な文字を含んでいた。他の言語用の変種も標準化された: 東欧言語用のISO 8859-2やキリル言語用のISO 8859-5などである。 ISO文字集合とコードページの注目に値する一つの違いは、ASCII制御文字の上位ビットをセットした値に対応する文字位置128から159が、ISO標準では明確に使われず未定義とされたことである。それらはしばしば独自拡張コードページでは印字可能文字に使われており、ほとんど汎用的なISO標準を破壊していた。 マイクロソフトは後にISO 8859-1と互換性を保ちつつISOが未使用にしていた範囲に文字を追加した上位集合であるコードページ1252を作成した。コードページ1252は英語版を含む西欧言語版Microsoft Windowsの標準文字コードである。ISO 8859-1はX Window Systemおよびほとんどのインターネット標準で広く使われている文字コードである。 アップルのMacintoshは、macOSの下では、現在Unicodeをデフォルトの文字コードとして使っている。Classic Mac OSの下では、Mac OS Romanを使っていた。
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