IEEE 754-2008とは? わかりやすく解説

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IEEE 754

(IEEE 754-2008 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/19 05:22 UTC 版)

IEEE 754(アイトリプルイーななごおよん、アイトリプルイーななひゃくごじゅうよん)は、別の表記では「IEEE Standard for Floating-Point Arithmetic」と書かれるものであり、1985年IEEEによって定められた、浮動小数点算術に関する標準規格である。


  1. ^ これは、異なる仕様を採用しているハードウェア上に実装する際のコストへの考慮のためである。
  1. ^ Floating point (GNU Coreutils 9.0)”. www.gnu.org. 2020年4月10日閲覧。
  2. ^ たとえば「一幸, 首藤 (2003年6月15日). “厳密な浮動小数点演算セマンティクスのJava実行時コンパイラへの実装”. 情報処理学会論文誌. pp. 1570–1582. 2020年4月10日閲覧。」を見よ。
  3. ^ "FW: ISO/IEC/IEEE 60559 (IEEE Std 754-2008)" (Mailing list). 1 April 2011. 2012年4月10日閲覧 ISO規格に採用されたことを知らせる電子メールの記録
  4. ^ ISO/IEC/IEEE 60559:2011” (英語). ISO. 2020年4月10日閲覧。
  5. ^ この「正と負の2つがある無限」は、数学でいう拡大実数のそれに似ている。標準の検討段階では、射影幾何における無限遠点のように、符号無しのただひとつの「無限」だけがある「射影モード」も議論されたがそちらは採用されず、その議論において「アフィンモード」と呼ばれたものが、実施されたIEEE 754における「数」の「モデル」である。
  6. ^ インテル8087及びその後継のFPUにある80bitの拡張表現が処理中で使われた場合には、それによる2度の丸めで、結果が異なる場合がある。またしばしば言われる「0.1を10回足しても1にならない」といったような不正確さは、この規定に違反して起きるわけではない。
  7. ^ 制定に深く関与したカハンが指摘した「数表作成者のジレンマ」とは、このことを指している。
  8. ^ IEEE 754 2008, §3.7
  9. ^ IEEE 754 2008, §3.7 では「言語規格はサポートするそれぞれの基数について拡張可能精度をサポートする機構を定義すべきだ」としている。
  10. ^ IEEE 754 2008, §3.7 では、「言語規格または実装はサポートしている基数での最大幅の基本形式より高い精度の拡張形式をサポートすべきだ」としている。
  11. ^ RE: Two technical questions on IEEE Std 754-2008”. 2014年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年4月10日閲覧。
  12. ^ IEEE 754 2008, Clause 9
  13. ^ IEEE 754 2008, §9.3
  14. ^ IEEE 754 2008, §9.4
  15. ^ IEEE 754 2008, §5.12
  16. ^ IEEE 754 2008, §5.12.2
  17. ^ Gay, David M. (November 30, 1990), Correctly rounded binary-decimal and decimal-binary conversions, Numerical Analysis Manuscript, Murry Hill, NJ, USA: AT&T Laboratories, 90-10, http://citeseer.ist.psu.edu/viewdoc/summary?doi=10.1.1.31.4049 
  18. ^ Paxson, Vern; Kahn, William (May 22, 1991), A Program for Testing IEEE Decimal–Binary Conversion, Manuscript, http://citeseerx.ist.psu.edu/viewdoc/summary?doi=10.1.1.144.5889 2012年3月28日閲覧。 





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