IBM BladeCenter H
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 12:57 UTC 版)
「BladeCenter」の記事における「IBM BladeCenter H」の解説
IBM BladeCenter Eの上位シャーシとして2006年に発売された。高速な光ファイバー通信に対応しているのが特徴である。BladeCenter Eとの間でスイッチやブレードについて互換性が保たれている。この"H"の意味については、公表されていないが、"High-speed"あるいは"High-end"の略でないかと推測される。2006年の発表時は2900W電源が搭載されていたが、モジュール交換により2980Wまでアップグレード可能。2016年に営業活動終了 仕様14 ブレードスロット (9U) メディアトレイ(標準)には各ブレードで共有可能な光学ドライブCD-ROM/DVD-ROM(標準もしくはオプション)、USB 2.0ポートを備える。 管理モジュール (Advanced Management Module) は標準で1基、拡張で2基(1基は故障時の予備)まで追加可能 電源モジュールは標準で2基、拡張で4基(2基は故障時の予備)まで追加可能 冷却用ブロワーは標準で2基(1基は故障時の予備)一部のシャーシは130W以上のCPUを搭載したブレードを装着する場合に拡張冷却モジュールに交換が必要 スイッチ用スロット1,2にはギガビットイーサネット用スイッチ、もしくはパススルーモジュールを実装可能 スイッチ用スロット3,4には各種スイッチ(ギガビットイーサネット、ファイバーチャネル、インフィニバンド)、もしくはパススルーモジュールを実装可能である。 スイッチ用スロット5,6はシャーシ側に高速スイッチ用として備えており、2010年現在はFCoE構成時のFibre Channel Gatewayスイッチを実装可能 スイッチ用スロット7,8,9,10は高速スイッチとして10GbEスイッチ、もしくはインフィニバンドスイッチを搭載可能である他、マルチスイッチインターコネクトモジュールを利用することで、スイッチ用スロット1,2,3,4用のオプションであるギガビットイーサネットスイッチ、ファイバーチャネルスイッチ、パススルーモジュールを実装可能 BladeCenter H 前面 BladeCenter H 背面
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