さきしますおうのき (先島蘇芳の木)
●わが国の奄美諸島以南から熱帯アジア、ポリネシアそれにアフリカに分布しています。海岸に生え、高さは5~15メートルになります。幹の下部には板状の仮根が発達します。葉は楕円形から卵状楕円形で互生し、裏面には鱗状毛が密生します。雌雄同株で、5月から7月ごろ、小さな汚黄色の花を咲かせます。果実は堅果で、表面に竜骨状の稜があります。名前は、マメ科の「スオウ」のように材が紅色の染料に使われたことから。
●アオギリ科サキシマスオウノキ属の常緑高木で、学名は Heritieralittoralis。英名は Looking-glass tree。
コラノキ: | コーラの木 |
ゴジカ: | 午時花 |
サキシマスオウノキ: | ヘリチエラ・アクチノフィラ 先島蘇芳の木 |
ドムベヤ: | ドムベヤ・チリアケア ドムベヤ・ブルゲシアエ ドムベヤ・ワリッキイ |
サキシマスオウノキ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/26 07:33 UTC 版)
サキシマスオウノキ(先島蘇芳木、学名: Heritiera littoralis)は、アオイ科[注 1]サキシマスオウノキ属の常緑高木。日本では特によく板根を発達させる木として有名である。
注釈
出典
- ^ a b c “沖縄の名木百選 仲間川のサキシマスオウノキ”. おきなわ 緑と花のひろば. 沖縄県環境部環境再生課. 2018年3月21日閲覧。
- ^ Duke, N., Kathiresan, K., Salmo III, S.G., Fernando, E.S., Peras, J.R., Sukardjo, S. & Miyagi, T. (2010). Heritiera littoralis. The IUCN Red List of Threatened Species 2010: e.T178852A7627492. doi:10.2305/IUCN.UK.2010-2.RLTS.T178852A7627492.en. Downloaded on 13 April 2020.
- ^ a b c d 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Heritiera littoralis Dryand. サキシマスオウ(標準)”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2023年6月24日閲覧。
- ^ a b c 熱帯植物研究会 編 編『熱帯植物要覧』(第4版)養賢堂、1996年、304頁。ISBN 4-924395-03-X。
- ^ a b Dharani, Najma (2011). Field Guide to Common Trees & Shrubs of East Africa. Struik Nature
- ^ a b c d e f g h 平野隆久監修 永岡書店編 1997, p. 217.
- ^ ンタナーラのサキシマスオウノキ群落 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- ^ 古見のサキシマスオウノキ群落 - 文化遺産オンライン(文化庁)
- 1 サキシマスオウノキとは
- 2 サキシマスオウノキの概要
- 3 利用
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