ハックマン石(Hackmanite)


Davis Hill,Bancroft,Ontario,Canada
Na8Al6Si6O24Cl2 標本の幅約5.5cm
「楽しい鉱物図鑑」(堀秀道著 草思社)の「無断で開けた見学者がいて...」のお話し
で印象深いハックマン石の標本です。
硫黄を含む方ソーダ石の亜種で、採集した時は紅色ですが日に当たると色が消えて
灰色になってしまいます。
紫外線を照射すると色が紅色に戻ってくる面白い特徴を持っています。
ハックマン石(Hackmanite)

Mont St-Hilaire,Quebec,Canada
Na8Al6Si6O24Cl2 画像の幅約1.5cm
光に当たると色が消えてしまう事で有名な鉱物です。
消えてしまった色は紫外線を照射すると元に戻り、この写真は紫外線照射で色を戻した標本です。
紫外線照射をすると、写真のような美しいスミレ色になります。
この標本は、有名産地近くに住む知人に探してもらった貴重なハックマン石の結晶標本です。
ハックマン石(Hackmanite)

Kokcha Valley,Badakshan,Afghanistan
Na8Al6Si6O24Cl2 画像の幅約1.6cm
透明なスミレ色をしたハックマン石の結晶です。
光に当たると色が消えてしまう事で有名な鉱物で、消えてしまった色
は紫外線を照射すると元に戻ります。
また、紫外線の照射でオレンジ色に蛍光をし、照射を止めても暫くは
白色く発光している燐光を観察することができます。
ハックマナイト
(Hackmanite から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/16 23:08 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ハックマナイト (hackmanite) は、方ソーダ石(ソーダライト)の変種。和名はハックマン石。ロシアのコラ半島で最初に発見された。
フィンランドの地質学者であるビクトル・ハックマンから名前がつけられた。
産出地
産地としては ロシア、カナダ、アフガニスタン、ミャンマー、ブラジルなどが挙げられ、パキスタンでも産出されている。
霞石閃長岩に有する。
性質・特徴
組成式は Na8Al6Si6O24(Cl.S)2。モース硬度は5.5。屈折率は1.47。
青緑色系スペクトルの強い太陽光の下では数分で紫外線を吸収し、淡いパープルピンクもしくは乳白色から濃いパープルピンクもしくは薄乳赤紫色に変化する。(テネブレッセンス効果)光の屈折によって変色するアレキサンドライトとは違い、硫黄成分が紫外線を吸収して石そのものが変色する。
用途・加工法
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参考文献
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関連項目
外部リンク
- Hackmanite (英語), MinDat.org, 2011年7月19日閲覧。 (英語)
- Hackmaniteのページへのリンク