HTTPリクエストでのUser-Agentヘッダ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 07:23 UTC 版)
「ユーザーエージェント」の記事における「HTTPリクエストでのUser-Agentヘッダ」の解説
HTTPではUser-Agentヘッダーが定義されている。クライアントはサーバーにリクエストを送る際に、ユーザーエージェントの情報をUser-Agentヘッダーとして送信する。User-Agentヘッダーには、アプリケーション名、バージョン、ホストオペレーティングシステムや言語といった情報が含まれる。ウェブクローラーのようなボットの場合は、ウェブ担当者がそのボットのオペレーターと連絡を取ることができるように、URLや電子メールアドレスも含む。 User-Agentヘッダーはサーバ側において様々な用途で利用されている。 アクセス解析をする際に、User-Agentヘッダーによって、ユーザーが使用しているブラウザの種類やバージョンを集計することができる。 またUser-Agentヘッダーを偽装して、「ロボット排除基準」 (robots.txt)を使ってある特定のページあるいはウェブサイトの一部からクローラーを排除するための基準の1つになっている。ウェブ担当者は、特定のクローラーに特定のページを収集させたくない場合や、特定のクローラーがあまりに多くの帯域を消費している場合などに、そのクローラーがそれらのページを訪問しないように要請することができる。 ただし、後述のように、User-Agentヘッダーの値はあくまでクライアント側からの自己申告なので、実際のユーザーエージェントと異なる値を送信することもできる。
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