HTシリーズ (RIM-2E/F)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 00:50 UTC 版)
「テリアミサイル」の記事における「HTシリーズ (RIM-2E/F)」の解説
1950年より国防総省のミサイル局長を務めていたクライスラーのケラー社長の方針により、陸軍のナイキ地対空ミサイルと海軍のスパロー空対空ミサイル、そしてテリア艦対空ミサイルの誘導システムの共用化が検討されていた。1953年には、スパローに搭載するためのレイセオン社のセミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)誘導装置が良好な成績を収めており、1954年末には、まずテリアIにこれを組み込む計画が着手され、1955年初頭より試射が開始された。 続いてこの成果をテリアIIに組み込むことになり、BT-3をもとにSARH化することから、これはHT-3と称されることになった。テリアHTの生産は1961年から開始され、これらのテリアHT-3はRIM-2Eとして制式化された。 テリアの最終型はこれを改良したRIM-2F HTR-3 (Homing Terrier, Retrofit) で、新型のロケット・モーターによって射程はさらに倍増し(75 km)、ECCM性や多目標交戦能力、対水上戦闘能力も向上した。多くのRIM-2EがのちにRIM-2F仕様に改修された。
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