HTXとコプロセッサ間接続
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 22:54 UTC 版)
「HyperTransport」の記事における「HTXとコプロセッサ間接続」の解説
CPUとコプロセッサとの間の帯域の問題はいつも実用的な実装を行う際の悩みの種となってきた。この問題が公にならないまま数年後、近年導入されたHyperTransportインタフェースを用いて設計された拡張用は、HyperTransport eXpansion (HTX) として知られる。16レーンのPCI Expressスロットと同じ機構のコネクタを用いており、HTXは挿入されたカードがCPUへの直接アクセスとシステムRAMへのDMAアクセスができるように開発された。近年、HyperTransportバスにアクセスできるFPGAが現れており、コプロセッサはマザーボード上での最優遇住人となってきている。主要なメーカー(AlteraとXilinx)の両方が出している現世代のFPGAはHyperTransportを直接サポートしており、IPコアも使うことができる。しかし、HTXの仕様では、HyperTransportデバイスはHTXコネクタを通してHyperTransportの最大スループットのたった1/4しか通信できない。これは、32ビット、2.8GHzで動作可能な初期のSamtecコネクタにもかかわらず、16ビットのPCI Expressコネクタを使って1.4GHzにクロックを落として使っているようなものである。
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