HTMLとCSSでのルビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 23:47 UTC 版)
XHTML 1.1やHTML5でルビモジュールが導入され、ルビを記述できるようになった。それ以前からInternet Explorerが独自規格で先行実装しており、レンダリングが可能であったが、HTML5での記述ルールとは異なっていた。Mozilla財団が開発しているブラウザ・Mozilla FirefoxをはじめとするGeckoブラウザでも2015年5月に公開されたバージョン「Firefox38」以降は標準機能としてルビがサポートされるようになった。 HTML5での記述ルール ルビを振りたい親字を含む全体をrubyタグで囲み、その中のrtタグをつけた箇所がルビ部分となる。rubyタグの内側でrpタグで囲った部分は、rubyタグをサポートしていない環境で表示するためのタグであり、rubyタグをサポートしている環境では非表示になる。 表意文字である漢字にルビを振る 現在使用しているブラウザで表示した結果 表意文字である漢字(かんじ)にルビを振る ルビに対応していないブラウザでの表示結果(例) 表意文字である漢字(かんじ)にルビを振る ルビに対応しているブラウザでの表示結果(例) かんじ 表意文字である 漢字 にルビを振る 下ルビ(あるいは左ルビ)を使用するような場合は、rubyタグにCSS3のruby-positionのunder(縦書きのときはleft)でルビの表示位置を指定する必要がある。 上ルビと下ルビ(あるいは右ルビと左ルビ)を併用するような場合は、1つのルビタグ内にrtタグを囲む形でrtcタグでグループ化し、複数入れることで1つの親字に複数のルビを振ることができるが、位置については、rtcタグにCSS3のruby-positionのoverおよびunder(縦書きのときはrightとleft)でルビの表示位置を指定する必要がある。
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