HIV抗体検査
【検査法の分類】 検査法は2つに分類される。(1)スクリーニング検査法:PA法、ELISA法、IC法。これらは非常に鋭敏で見落としが少ない。逆に鋭敏すぎて本当は陰性なのに陽性と誤認定(偽陽性)する可能性がある。(2)確認検査法:ウェスタンブロット(WB)法。鋭敏ではないが陽性と出たら確実な陽性である。判定困難な場合は「判定保留」とされ、後日の再検査が勧められる。
【詳しく】 日本のような感染者数が少ない地域では偽陽性の数が相対的に多くなる。スクリーニング検査で陽性となったもののうち、確認検査で陽性と判定されるのは数%以下である。通常はスクリーニング検査を先に実施し、陽性の場合に確認検査に進む。急性HIV感染の可能性が高いときは同時にHIV RNA検査を実施する。なお通常の医療機関で同時に全項目を検査すると、結果が返却される順序は、スクリーニング検査、確認検査、HIV RNA検査となる。
《参照》 スクリーニング検査、 確認検査、 ウエスタンブロット法

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