H3ロケット
別名:H3、H-III、H-IIIロケット
英語:H3 Launch Vehicle
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が「H2」シリーズの後継機として研究開発を進めている基幹ロケットの呼び名。2012年に構想がスタートし、2014年に開発着手、2015年に正式名称が「H3ロケット」に決定された。かつては「新型基幹ロケット」とも呼ばれた。
H3ロケットの先代にあたるH2、H2A、H2Bは、ローマ数字を用いた「H-II」を正式表記としているが、H3はアラビア数字で「H3」とする表記が正式である。
2015年7月に公表された開発状況報告によれば、H3ロケットは全長およそ63メートル、コアロケットの直径は約5.2メール程度と、H3ロケットよりも一回り大きな機体として設計されている。固体ロケットブースターを付けない最小構成で太陽同期軌道へ4トン以上の打ち上げ能力、H2Aの約半額に相当する50億円程度の打ち上げコスト削減、および、射場整備のさらなる短縮化などが目指されている。
2015年現在はH3ロケットの基本設計が推進されており、翌2016年に詳細設計、2020年に試験機1号機の打ち上げが予定されている。
関連サイト:
H3ロケットに関する記者説明会 - ファン!ファン!JAXA!
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