エロール

1.学習・師事歴
アルザス地方出身のフランスの作曲家。C. P. E. バッハに学んだこともある父親から、音楽の手ほどきを受けた。父親もまた、ピアノや室内楽のためのソナタ等を作曲していた。その後、パンシオン・イクスを経て、パリ音楽院に入学。同校で、ピアノをルイ・アダン(その父親も作曲家のアドルフ・アダン)に、ヴァイオリンをルドルフ・クロイツェルに、和声をシャルル-シモン・カテルに師事した。エティエンヌ・メユールの作曲の講座も受講している。
2.訪れた地
1812年8月に、カンタータ《ヴァリエール公爵夫人》でローマ賞を受賞。しかし、父親と同様に結核にかかっていたため、ローマへの留学は中途で断念せざるを得なかった。ナポリに身を落ち着けた。その後、ローマを経てウィーンを訪れた。同地に約2ヶ月間滞在し、サリエーリやフンメルらと出会った。また、この間、モーツァルトのオペラを観に足を運んでいる。
3.作風・手法
オペラを数多く手がけた。
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