EDVACに関する報告書の第一草稿とは? わかりやすく解説

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EDVACに関する報告書の第一草稿

(EDVACに関する報告第一草稿 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/20 23:58 UTC 版)

EDVACに関する報告書の第一草稿[注釈 1](エドバックにかんするほうこくしょのだいいちそうこう、英語: First Draft of a Report on the EDVAC)は、ジョン・フォン・ノイマンによって書かれた、電子計算機EDVACプロジェクトに関する全101ページの未完成の文書である。単に第一草稿First Draft)とも呼ばれる。ENIACプロジェクトのセキュリティ担当者であるハーマン・ゴールドスタインによって1945年6月30日に配布された。この文書には、プログラム内蔵方式の概念を使用したコンピュータの論理設計についての世界初の公開された記述を含んでおり、ここからプログラム内蔵方式のコンピュータがノイマン型と呼ばれるようになった。


注釈

  1. ^ 日本語における定訳はなく、"First"を「最初の」、"Draft"を「草案」、"Report"を「報告」「レポート」、"on"を「についての」と訳している例もある。
  2. ^ 現在の言葉で言えば「27ビット」であるが、この言葉は1948年にクロード・シャノンによって造られたものであるため、1945年当時はこの言葉は存在しなかった。

出典

  1. ^ Von Neumann credits this model to Warren McCulloch and Walter Pitts, A logical calculus of the ideas immanent in nervous activity, Bull. Math. Biophysics, Vol. 5 (1943), pp. 115–133
  2. ^ Von Neumann had worked closely with McCulloch and Pitts. See The Man Who Tried to Redeem the World with Logic, Amanda Gefter, Nautilus, Issue 21, February 4, 2015
  3. ^ Moye, William T. (January 1996), ENIAC: The Army-Sponsored Revolution, United States Army Research Laboratory, オリジナルの2013-03-05時点におけるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20130305070628/http://ftp.arl.army.mil/mike/comphist/96summary/index.html 2012年11月26日閲覧。 


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