Contraindicationとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > ヘルスケア > エイズ用語 > Contraindicationの意味・解説 

禁忌

Contraindication

【概要】 適応(indication)の反対語薬剤使用時の「禁忌」とは「次の患者には使用しないこと」という意味。添付文書では、使用上の注意の項の最初に記載されている。原則として過敏症以外は設定理由記載されている。「原則禁忌」とは、「次の患者には使用しないことを原則とするが、特に必要とする場合には慎重に使用すること」として記載されている。すなわち「診断治療上特に必要とする場合」のみに限定されており、危険性上回る効果が期待される場合以外には使用すべきではない。

《参照》 適応添付文書


禁忌

【仮名】きんき
原文】contraindication

有害な作用生じ可能性が高いために特定の治療法処置適用できなくさせるような症状または病態例えば、アスピリンによる治療大出血の原因となる危険性があるため、出血性疾患アスピリン服用禁忌症である。

禁忌 (医学)

(Contraindication から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 18:10 UTC 版)

医療における禁忌(きんき、: contraindication)とは、患者に害を及ぼす可能性があるため、ある医療行為を行わない理由となる状態(状況や要因)のことである[1][2]。禁忌は、ある治療法を行う理由である適応: indication)の対義語である。

概要

絶対(的)禁忌とは、ある行動をとるための合理的な状況が存在しない(つまり、その禁止が覆されることのない)禁忌である。例えば、

相対(的)禁忌とは、治療による合併症のリスクは高いが、そのリスクは他の考慮事項が上回るか、他の手段によって軽減される状況での禁忌である。例えば、妊娠中の人は通常X線撮影を避けるべきであるが、結核のような重篤な疾患を診断する(そして治療する)ことの有益性が、X線撮影によるリスクを上回る場合がある。

相対的禁忌と絶対的禁忌を表すもう一つの主要な用語の組は、警告(cautions)と禁忌(contraindications)、または(同様に)注意(precautions)と禁忌(contraindications)であり、これらの用語の組はそれぞれ同義である。どちらのペアを使用するかは、各国の命名法による。例えば、英国国民医薬品集は「警告と禁忌」のペアを使用し、アメリカ疾病予防管理センターの様々なウェブページは「注意と禁忌」を使用している。後者2つのスタイルの論理は、読者を決して混乱させてはならないという考え方に基づく。この用法における禁忌という言葉は、常に絶対的な意味で使われ、曖昧さの余地がない

出典

  1. ^ Contraindication - Medical Definition and More from Merriam-Webster”. 2011年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年12月14日閲覧。
  2. ^ Vorvick (2013年1月21日). “Contraindication: MedlinePlus Medical Encyclopedia”. MEDLINE. United States National Library of Medicine. 2016年7月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年11月7日閲覧。
  3. ^ Raymond S. Sinatra; Jonathan S. Jahr; J. Michael Watkins-Pitchford (2011). The Essence of Analgesia and Analgesics. Cambridge University Press. p. 253. ISBN 978-0-521-14450-6. https://books.google.com/books?id=ZwPIjKg0XukC&q=absolute%20contraindication%20aspirin%20Reye's%20syndrome&pg=PA253 

関連項目

  • ネバー・イベント英語版 - 医療現場で決してあってはならないミス


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Contraindication」の関連用語

Contraindicationのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Contraindicationのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
中四国エイズセンター中四国エイズセンター
Copyright (C) 2025, Chugoku-Shikoku Regional AIDS Center
がん情報サイトがん情報サイト
Copyright ©2004-2025 Translational Research Informatics Center. All Rights Reserved.
財団法人先端医療振興財団 臨床研究情報センター
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの禁忌 (医学) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS