Confidence intervalとは? わかりやすく解説

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信頼区間 confidence interval

 θを推定した母数,αを一定の確率(0<α<1)としたとき,Pr{t1≦θ≦t2}= 1-α となるような二つ統計量 t1,t2 を求めることができるならば,t1 と t2 が挟む区間を信頼区間と呼ぶ。このような推定繰り返し行われたとき,θが計算された信頼区間内に含まれるのはその繰り返しの中の 100(1-α)% である。
詳しくは,推定参照のこと。

信頼区間

母集団母数パラメーター) 1母集団特徴づける数値である。統計的推定 2とはそのような母数標本から推定する手続をいう。このような推定値標本誤差 3影響を受け、標本誤差大きさ程度一般的に標準誤差 4によって与えられる時に信頼区間 5という用語が用いられ、あらかじめ定められ確率の下で推定値がその中に落ちると期待される範囲を示す。二つ数値の差が偶然によって生ず確率が、有意水準 7呼ばれる所与数値より小さ場合、その差は有意差 6呼ばれる。たとえば、偶然によって生じ確率が0.05未満場合、その差は5%水準有意であるという。標本誤差加えて観測誤差 8あるいは回答誤差 8推定値影響与える。これらの誤差には通常面接誤差 9含まれるが、それは基礎データ収集される際に面接調査員によってもたらされる系統的誤差である。


信頼区間

(Confidence interval から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/24 04:32 UTC 版)

信頼区間(しんらいくかん、: Confidence interval, CI)とは、統計学母集団の真の値(母平均等)が含まれることが、かなり確信 (confident) できる数値範囲のことである[1]。例えば95%CIとは、信頼区間を計算するために用いた数学的モデルが有意水準α = 0.05の仮説検定で棄却されないパラメーターの範囲を指す[2]。真の値は未測定であっても確率変数ではなく、特定の区間に含まれるか含まれないかは確定している。


  1. ^ 役に立つ医療統計学/用語集”. 2020年7月2日閲覧。
  2. ^ 19-3. 95%信頼区間のもつ意味 | 統計学の時間 | 統計WEB”. 2021年5月16日閲覧。
  3. ^ 井上輝一 (2019年3月26日). “「“統計的に有意差なし”もうやめませんか」 Natureに科学者800人超が署名して投稿”. ITmedia. 2019年5月21日閲覧。
  4. ^ Amrhein V (2019). “Scientists rise up against statistical significance”. Nature 567 (7748): 305-7. doi:10.1038/d41586-019-00857-9. PMID 30894741. 


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