Cobalt(II) nitrateとは? わかりやすく解説

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硝酸コバルト

分子式CoN2O6
その他の名称硝酸コバルト、Cobalt dinitrate、Cobaltous nitrateCobalt(II) nitrateBis(nitric acid) cobalt(II)、硝酸コバルト(II)、硝酸第一コバルト、Bisnitric acid cobalt(II) salt、Dinitric acid cobalt(II) salt
体系名:ビス硝酸コバルト(II)、二硝酸コバルト(II)


硝酸コバルト(II)

(Cobalt(II) nitrate から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/23 05:45 UTC 版)

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硝酸コバルト(II)
識別情報
CAS登録番号 10026-22-9 六水和物, 10141-05-6 無水
特性
化学式 Co(NO3)2 (無水物)
Co(NO3)2・ 6H2O (六水和物)
モル質量 182.94 g/mol (無水物)
291.035 g/mol (六水和物)
外観 赤色の結晶性固体
密度 1.87 g/cm3
融点

55°C (328 K)

沸点

75°C (348 K)

への溶解度 134 g/100 ml
危険性
安全データシート(外部リンク) Cobalt (II) Nitrate MSDS
主な危険性 酸化剤(O)
発癌性
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

硝酸コバルト(II)(Cobalt(II) nitrate)は、示性式が Co(NO3)2の無機化合物である。無水物、三水和物と六水和物が存在する。無水物はコバルト(II)イオンおよび硝酸イオンよりなるイオン結晶であり、六水和物はアクアコバルト(II)イオン([Co(H2O)6]2+)を含み、共に水に易溶で潮解性をもつ。

水溶液からは55℃以下で六水和物、55℃以上では三水和物が析出する。

コバルトまたはコバルトの酸化物水酸化物炭酸塩硝酸に反応し硝酸コバルト(II)を生成する。

無水物は薄い赤色の固体で、分解点は 100-105 ℃。六水和物は赤色の固体で 74 ℃ まで加熱すると緑色の酸化物に分解するため、無水物は水和物の脱水により合成することは不可能である。市販品として入手できる硝酸コバルトはほとんどがこの形である。

無水物は六水和物に五酸化二窒素を反応させるか、液体アンモニア中で硝酸銀と微粉末状のコバルトを反応させることにより合成される。

顔料であるコバルトブルー(CoAl2O4)の製造原料として用いられる。

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