CASE 3:春(ハル)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 16:37 UTC 版)
「IS〜男でも女でもない性〜」の記事における「CASE 3:春(ハル)」の解説
(長編。単行本第2巻 - 17巻) タロウ・陽子夫妻の第1子は、生まれてすぐに「IS」だと宣告される。医師に性別を決めるよう迫られるが、若い両親は苦悩の末この子・「春(ハル)」を一応「女」として届け出ながらも「IS」として育てることを決意する。春はISのありのままで両親に愛され、妹の夏と秋(双子)・弟の冬と共に愛情ある家庭で育つ。春は成長するにつれて性自認は「男」に、だが思春期以降身体は女性化。本人は悩み周囲は戸惑うが、それでも中学までは「IS」であることを隠さず「男子」として過ごしてきた。 将来は父と同じ「パティシエ」になる夢を抱き、調理科のある離れた街の高校に進学した春。だが高校では「男子」として受け入れられず、「女子」として入学し「IS」の事実を隠して生活する事になる。数人の女子の同級生は、春が「IS」と知った上で受け入れてくれた。だが、春が生まれて初めて恋心を抱いた相手は、「男」である伊吹だった……。 皆に「IS」について知ってもらい、ISのままで生きてゆきたい、それが自然なことになって欲しいと願うようになった春は、高校で「IS」であることをカミングアウトし、学校側にも男子制服での通学を認めさせる。一方で医師からは早期の女性ホルモン治療を勧告される。葛藤の末、男女を超えて春と伊吹は両想いの仲になるが……。
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