CART/インディカー・シリーズ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 06:28 UTC 版)
「ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント」の記事における「CART/インディカー・シリーズ」の解説
1994年より、当時アメリカンオープンホイール(フォーミュラカー)レースの最高峰であったCARTワールド・シリーズへのエンジン(V8 2,650cc ターボ)供給を開始。当初は、ライバルのエンジンとのパフォーマンスや信頼性に大きな開きがあったが、翌1995年は徐々にその差を詰め、第13戦ミシガンでポールポジションを獲得、第15戦ニューハンプシャーで念願の初優勝をあげた。 1996年同シリーズがCARTとインディ・レーシング・リーグ(IRL)とに分裂した以降も、CARTへ参戦するチームへのサポートを続け、同年ドライバーズ/マニュファクチャラーズ・チャンピオンとルーキーオブザイヤーの3冠を獲得した。IRLへ活動の場を移行するまでの9年間で、通算参戦数165戦のうち、65回の優勝と65回のポールポジションを獲得、マニュファクチャラーズ・チャンピオンが4回、ドライバーズ・チャンピオンは96年から連続6回獲得した。 2003年よりインディカー・シリーズでエンジン供給を始めたが、ここで用いたエンジン(V8 3,500cc NA)はイルモアとの共同開発によるものであった。その後他メーカーの撤退により2006年以降はホンダエンジンのワンメイクとなり、2012年にイルモアがシボレーとパートナーシップを組み、シボレーブランドでエンジン供給を開始するまで続いた。エンジンは2.2L V6ツインターボとなった。 2024年より2.4L V6ツインターボエンジンに運動エネルギー回生システムを導入予定。
※この「CART/インディカー・シリーズ」の解説は、「ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント」の解説の一部です。
「CART/インディカー・シリーズ」を含む「ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント」の記事については、「ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメント」の概要を参照ください。
- CART/インディカー・シリーズのページへのリンク