Bromochloromethane

日本化学物質辞書Web

クロロブロモメタン

分子式：	CH2BrCl
その他の名称：	ハロン1011、Halon 1011、Bromochloromethane、MIL-B-4394-B、Chlorobromomethane、メチレンクロロブロミド、Methylene chlorobromide
体系名：	クロロブロモメタン、ブロモクロロメタン

「日化辞Web」で詳細を見る

ウィキペディア

ブロモクロロメタン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2017/05/08 02:14 UTC 版)

ブロモクロロメタン
IUPAC名 ブロモクロロメタン
別称 モノクロロモノブロモメタン, ブロモ(クロロ)メタン, 臭化クロロメチル, メチレンクロロブロマイド, メチレンブロモクロライド, Borothene, ハロン1011, BCM, CBM, UN 1887
識別情報
CAS登録番号	74-97-5
PubChem	6333
EINECS	200-826-3
KEGG	C02661
ChEBI	CHEBI:17194
RTECS番号	PA5250000
SMILES C(Cl)Br
InChI InChI=1/CH2BrCl/c2-1-3/h1H2
特性
化学式	CH2BrCl
モル質量	129.38 g/mol
外観	無色から黄色の液体。クロロホルムのような臭気。
密度	1.9344 g/cm3 at 20 °C
融点	-86.5 °C
沸点	68.1 °C
水への溶解度	16.7 g/l
蒸気圧	15.6 kPa at 20 °C
危険性
Rフレーズ	R37, R38, R41, R59
Sフレーズ	S26, S39, S59
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

ブロモクロロメタン（Bromochloromethane）は、化学式がCH₂BrClのハロメタンの一つ。一塩化一臭化メタン、ハロン1011、CB液などとも呼ばれる。密度が大きく、粘度は小さい。屈折率は1.4808。

消火剤に使われていたが、その毒性の為に1970年代までに使用されなくなり、後にオゾン破壊係数のため「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」（Eleventh Meeting of the Parties for the Montreal Protocol on Substances that Deplete the Ozone Layer）に基づき2002年1月1日より製造が禁止された。

生物学的には加水分解酵素の一つ、アルキルハライダーゼによって分解される。

${\ce {CH2BrCl(l)\ +H2O(l)->CH2O(l)\ +Br2(l)\ +Cl2(g)}}$

外部リンク

• MSDS at Oxford University
• MSDS at Oxford University (deuterated bromochloromethane)
• Notice with Respect to n-Propyl Bromide and Bromochloromethane
• Chemical fact sheet
• Data sheet at arbemarle.com