BYOT クラス
アセンブリ: System.EnterpriseServices (system.enterpriseservices.dll 内)


BYOT (Bring Your Own Transaction) では、外部トランザクションを使用してコンポーネントを作成したり、コンポーネントに外部トランザクションを継承させることができます。つまり、トランザクションが関連付けられていないコンポーネントでも、トランザクションを取得できます。COM+ では、既存の任意の分散トランザクション コーディネータ (DTC: Distributed Transaction Coordinator) トランザクションまたはトランザクション インターネット プロトコル (TIP: Transaction Internet Protocol) トランザクションを、新しいコンポーネントのコンテキストのトランザクション プロパティに設定できます。これにより、COM+ コンポーネントを、有効期間がトランザクション処理 (TP: transaction processing) モニタ、OTS (Object/Task Selector)、またはデータベース管理システム (DBMS: database management system) によって制御されているトランザクションに関連付けることができます。
BYOT トランザクションの使用には注意が必要です。このトランザクションを使用すると、複数の同期ドメインにまたがるトランザクションが発生する場合があります。つまり、別のトランザクションとの並列処理が許可され、デッドロック状態が発生することを意味します。
ビジネス コンポーネントのライタのプログラミング モデルには、BYOT トランザクションではなく自動トランザクションをお勧めします。

System.EnterpriseServices.BYOT


Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition
開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。


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