Arnuwanda Iとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > Arnuwanda Iの意味・解説 

アルヌワンダ1世

(Arnuwanda I から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 14:54 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
アルヌワンダ1世
ヒッタイト
在位 紀元前1400年頃 - 紀元前1375年頃

死去 紀元前1375年頃
配偶者 アシュムニカル英語版
テンプレートを表示

アルヌワンダ1世Arnuwanda I, ? - 紀元前1375年頃)は、ヒッタイトの大王。先王トゥドハリヤ1世が打ち立てた帝国は、彼の治世に衰退を迎えた。

事績

先王トゥドハリヤ1世と王妃ニカルマティ英語版Nikal-mati)の娘アシュムニカル英語版Ašmu-nikal)と結婚して婿養子となり、紀元前1400年頃に即位。しかし即位と同時に先王が従えた属国が次々と反乱を起こし、対処を迫られた。

西方では従属していたマッドゥワッタ(Madduwatta)がヒッタイト領の一部を奪った。彼はハットゥシャの敵と同盟を結び、他のヒッタイトの属国にも反乱を唆した。これに対してアルヌワンダは非難する使者を送ったのみで、攻撃しようとしなかった。攻撃する能力がなかったのか、する意思がなかったのいずれかは不明である。

また北方のカシュカ族がヒッタイトの中心地に侵入していたことは、アルヌワンダが太陽女神アリンナに対して行った告発の祈祷文書から明らかになっている。「ネリクの地、フルサマ、カスタマの地、セリサの地、ヒムワの地、タッガスタの地、カマンマの地・・・・でカシュカが神殿を略奪した」という。アルヌワンダは国境の部隊に指令を送ったが従われず、またカシュカの指導者と条約を結ぼうとしたが守られなかった。

イスワの地でも、パッフワの支配者ミダがヒッタイトとの従属条約を破った。文書にいう、「彼はパッフワに戻り誓いを破った・・・我が太陽を冒涜し、敵であるウサパの娘を妻に娶った」と。アルヌワンダはミダに隣接するヒッタイトの属国の支配者たちに、ミダを攻撃するよう指令した。ただのちにパッフワではなくミダ個人に敵意があることを表明している。

アルヌワンダはきわめて慎重であると同時に、精神的に不安定な大王であったと想像される。彼は陰謀を恐れ、たびたび配下の人々に忠誠の誓いを立てることを要求した。いかなる小さな動きも逐一報告され、記録された。また護衛隊の規則や、毎朝の市長によるハットゥシャ市の城門の開門に関する規則を定めた。しかし彼の治世末期にはヒッタイトはきわめて弱体化した。後世の人々は、彼の后アシュムニカルが天候神の怒りに触れる宗教的行為をしたためだとしている。アルヌワンダは紀元前1375年頃に死去し、トゥドハリヤ2世が継いだ。

文献

  • Birgit Brandau, Hartmut Schickert: Hethiter Die unbekannte Weltmacht, Piper, ISBN 3492239781

外部リンク

先代:
トゥドハリヤ1世
ハッティ王
紀元前1400年頃 - 1375年頃
次代:
トゥドハリヤ2世

「Arnuwanda I」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Arnuwanda I」の関連用語

Arnuwanda Iのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Arnuwanda Iのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのアルヌワンダ1世 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS