Abiwordとは? わかりやすく解説

AbiWord

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/06 04:20 UTC 版)

AbiWord
AbiWord 2.4.2
開発元 The AbiWord Team
初版 1998年12月1日 (1998-12-01)
最新版 3.0.6[1]  - 2024年11月3日 (6か月前) [±]
最新評価版 3.0.1[2] - 2014年12月23日 (10年前) (2014-12-23) [±]
リポジトリ
プログラミング
言語
C++
対応OS クロスプラットフォーム
対応言語 多言語
サポート状況 開発中
種別 ワープロソフト
ライセンス GNU General Public License[3]
公式サイト abisource.com
テンプレートを表示

AbiWord(アビーワード)は、自由かつオープンソースワードプロセッサGNOME Officeに含まれる。ライセンスはGPL[3]。"AbiWord"の"Abi"は、スペイン語の"abierto"に由来し、“オープン”を意味する[4]

対応OSは、LinuxWindowsMac OS X (PowerPC)、ReactOSBeOSAmigaOS 4.0 (Cygnix X11エンジン経由)である。

特徴

AbiWordは、文書フォーマット、表、脚注の表示やインデックスの自動作成等の基本的な機能を備える。ユーザインタフェースMicrosoft Wordに倣っている。ソフトウェアはクロスプラットフォームに対応している。機能の拡張はプラグインによって可能であり、また、他のオフィススイートと簡単にデータを交換することができる。多言語で利用でき、30の言語の辞書が用意されている。MathMLをサポートしており、数式の挿入が可能。また、Wikipediaのプラグインが含まれており、記事を受信することができる。

インポート・エクスポート可能なファイル形式は、Rich Text Format (.rtf)、Microsoft Word (.doc)、 OpenDocument Text (.odt)、Office Open XML (.docx)、HTMLLaTeXである。このアプリケーション固有のフォーマットはXML形式である。

Windows用にポータブルアプリケーションが用意されており、このバージョンでは、アプリケーションをインストールすることなく、ハードディスクまたはUSBメモリから起動できるように設計されている。バージョン2.4.2からはNokia 770 Internet Tabletをサポートする。

歴史

AbiWordは本来、SourceGear Corporation自由ソフトウェアとして公開する予定であったオフィススイート “AbiSuite” の1つのコンポーネントとなる予定であったが、SourceGearは次第に経営を利益追求モデルへと移行したため、現在AbiWordプロジェクトはボランティアにより運営されている。

マサチューセッツ工科大学で行われているOne laptop per childプロジェクトにおいて、AbiWordが標準のワードプロセッサとして100ドルパソコン ($100 Laptop) にインストールされる予定である[5]

脚注

  1. ^ "AbiWord 3.0.6"; 閲覧日: 2024年12月25日.
  2. ^ http://abisource.com/release-notes/3.0.1.phtml
  3. ^ a b AbiWord License” (英語). The AbiSource community (2010年). 2010年7月10日閲覧。
  4. ^ Project Mascot Abi the Ant. Page explains Abi is pronounced just like "Abby"
  5. ^ プロジェクトのホームページ:Abiword on OLPC

関連項目

外部リンク





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Abiword」の関連用語

Abiwordのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Abiwordのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのAbiWord (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS