81-720/721形
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「地下鉄81-720/721形電車」の記事における「81-720/721形」の解説
81-720/721形自体の設計は1987年から始まったが実際の車両の製造は1991年に行われ、試験運転は翌1992年から始まった。当初は全ロシア鉄道研究所の実験線で行われたが、第三軌条方式に対応した設備がなかったため一時的にパンタグラフが設置されていた。モスクワ地下鉄での試運転は1993年から始まり、最初の運転時にはボリス・エリツィン大統領(当時)や政府高官、モスクワ市長なども招待された。だがそれ以降も車両製造の遅れなどが影響した事で延期を繰り返した結果、営業運転開始は製造から8年が経過した1998年6月10日となった。試作車を含め57両(81-720形16両、81-721形41両)が製造されたものの、故障が相次いだ事で2002年をもって製造は中止となった。 2008年まではリュビリーンスコ=ドミトロフスカヤ線で7両編成を組み使用されていたが、以降は6両編成に減車の上でカホーフスカヤ線で使用されていたが、2019年までに営業運転から撤退した。
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