3軸走り装置特有の欠陥
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/08 18:09 UTC 版)
「国鉄トキ900形貨車」の記事における「3軸走り装置特有の欠陥」の解説
本形式は3軸走り装置を採用したが、カーブを曲がる際に偏倚が多くなり、中間軸が車体に固定されていたために中間軸が強くレールに押し付けられ、大きな走行抵抗を生じさせた(現在でも3つのボギー台車を用いた機関車は存在するが、これらの機関車は中間の台車が回転するだけでなく、左右に自在に動くことができ、これによって中間台車にかかる力を逃がし、走行抵抗を小さくしている)。 実際に、本形式を連ねた貨物列車を10パーミルの上り勾配で引き出すことができず、いったん下がって勢いをつけようと制動緩解したが全く動かなかったというトラブルも発生している。
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