3度目の移植
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/17 02:03 UTC 版)
2度目の移植後この木は明治公園の中で繁茂し、高さこそ5.5メートル程度であるものの根元の直径は4.7メートルあって、幹からは5メートル近い大枝が伸びていた。1984年(昭和59年)12月7日には、新宿区の天然記念物に指定された(指定名称は「シイ」) この木は2015年(平成27年)6月、2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う新国立競技場建設工事の影響により、聖徳記念絵画館近くに3たび移植された。移植工事に伴う入札は2014年(平成26年)4月16日に実施され、2社が応札した。結果は14,000,000円で株式会社富士植木が落札した。 富士植木では2014年(平成26年)中にこの木に根回しを施し、翌2015年(平成27年)6月に400トンクレーンを使ってトレーラーに積み込んだ。木の「新天地」は明治神宮外苑の聖徳記念絵画館近くで、わずか数百メートルの距離ではあったが交通を遮断した夜間を利用して30分ほどかけて運搬した。なお、新国立競技場の事業主体である独立行政法人日本スポーツ振興センターによると、建設工事に伴って明治公園内の樹木約1500本のうち約1280本が伐採される予定という。
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