3大退屈男
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:08 UTC 版)
「トーマス・ビーチャム」の記事における「3大退屈男」の解説
ドイツの大作曲家のいわゆる「3大B」(バッハ、ベートーヴェン、ブラームス)のことを少々意地悪に、音楽史上の「3大退屈男」と呼んだことがある。とはいえ、はなから拒絶したわけでもなく、ベートーヴェンは全交響曲や協奏曲をしばしば演奏し、レコーディングも行っている。交響曲に関しては第2番と第7番が十八番だったようであり、また、2007年になって第9番のライヴ録音がBBCからリリースされた(これでレコーディング記録がないのは第1番と第5番のみ。ちなみに、第5番はプロデビューで指揮している)。さらには、『ミサ・ソレムニス』のライヴ録音も残されているほか、現在では「トルコ行進曲」と序曲しかレコーディングされることがほぼない劇付随音楽『アテネの廃墟』全曲をレコーディングしている。ブラームスも交響曲第2番や『悲劇的序曲』を戦前にレコーディングしている。 なお、エルガーとは交響曲第1番の演奏を巡ってトラブルとなり、以降は犬猿の仲となった。作品の一部をトリミングしたことが原因といわれている。しかしビーチャムはエルガー没後、自身の晩年になって再びエルガーの作品をレパートリーに加えた。
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