3人で1チーム ― 3人は最小単位の「社会」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 14:52 UTC 版)
「全国高等学校デザイン選手権大会」の記事における「3人で1チーム ― 3人は最小単位の「社会」」の解説
3人で1チームとしているのには明確な理由がある。 1人では発想の広がりが限られてしまう。 2人では意見が合わず、ケンカ別れする可能性がある。 3人であれば、意見が対立した場合にもうまくバランスを取ることができる。 勿論、異なるパーソナリティを持つ3人が、1つの課題に取り組むことは難しい。最終審査までの間に、乗り越えなければならない幾つものハードルがあるのは確かである。テーマが3人の一致をみるまでには、多くの議論と調査が必要だろう。つまり、3人のチームは合意形成を図るための小さな「社会」となるのである。 高校生によれば、最終審査までの間に「3回は泣く」のだという。良いアイデアが浮かばずに泣き、互いの意見がぶつかって泣き、最後に達成感を味わって泣く。まさに表現の結果だけではなく、そこにいたるまでのプロセスが重要であるというデザセンのコンセプトを体現しているかのようなエピソードである。
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