2022年茨城県議会議員選挙とは? わかりやすく解説

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2022年茨城県議会議員選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/19 04:28 UTC 版)

2022年茨城県議会議員選挙

2018年 ←
2022年12月11日
→ 2026年

公示日 2022年12月2日[1][2]
改選数 62
選挙制度 中選挙区制
有権者数 2,410,390人
選挙結果

投票率 38.54% (3.32%)
  第1党 第2党 第3党
 
党首 梶山弘志 高崎進 浅野哲
政党 自由民主党 公明党 国民民主党
前回選挙 41 4 新党
選挙前議席 44 4 3
獲得議席 35 4 3
議席増減 9

  第4党 第5党 第6党
 
党首 青山大人 上野高志 永井悦子
政党 立憲民主党 日本共産党 つくば・市民ネットワーク
前回選挙 新党 2 0
選挙前議席 2 2 0
獲得議席 2 1 1
議席増減 1 1

  第7党
 
党首 石井章
政党 日本維新の会
前回選挙 0
選挙前議席 0
獲得議席 1
議席増減 1

選挙前茨城県知事

大井川和彦
無所属

選出茨城県知事

大井川和彦
無所属

2022年茨城県議会議員選挙(2022ねんいばらきけんぎかいぎいんせんきょ)は、茨城県議決機関である茨城県議会を構成する議員を全面改選するために行われた選挙である。

概要

県会議員の任期(4年)満了に伴って行われた選挙である。なお、茨城県議会は、1966年に県議会議長選出を巡る汚職事件(茨城県議会黒い霧事件)をきっかけとして、地方公共団体の議会の解散に関する特例法によって自主解散したため、全国規模で4年毎に行われる統一地方選挙の日程から外れるようになった。県議選は統一地方選挙の前年12月に実施されるため、例年は統一地方選挙の前哨戦としての意味合いが強い選挙である。

選挙データ

  • 選挙事由:議員の任期満了
  • キャッチコピー:「ボクらが関わる楽しい世界」
  • イメージキャラクター:茨ひより

選挙日程

  • 告示日 - 2022年12月2日
  • 執行日 - 2022年12月11日
同日選挙
  • 笠間市議会議員選挙
  • 坂東市議会議員選挙

立候補者数

出典:[3]

党派 合計 現職 元職 新人 選挙前
自由民主党 45 44 1 0 44
公明党 4 3 0 1 4
国民民主党 3 3 0 0 3
立憲民主党 3 2 0 1 2
日本共産党 4 2 0 2 2
日本維新の会 2 0 0 2 0
参政党 1 0 0 1 0
つくば・市民ネットワーク 1 0 0 1 0
無所属 33 3 3 27 3
合計 96 57 4 35 58(欠員4)

無投票当選

以下の6選挙区12議席は無投票で当選が確定した。

政策

争点

県会議員立候補者に対するNHKのアンケート調査では、「景気雇用対策」が最大の争点とされたほか、次点に「少子高齢化対策などの福祉政策」、「新型コロナ対策」などが挙げられた[4]。2期に及ぶ大井川県政に対する中間評価、つくばエクスプレスの延伸、東海第二原子力発電所の再稼働の是非、県北地域と県南地域の経済格差など茨城県独自の争点も挙がった。

選挙結果

旧統一教会問題葉梨康弘法務大臣の職務をめぐる不適切な発言によって、自民党は現職公認9議席を喪失したが、当選後に自民会派入り可能性のある保守系無所属候補を含めれば、選挙前とほぼ同じ勢力を維持する見通しである[5]立憲民主党は議席増を狙ったが、支持率の低迷で現職2人の当選にとどまった。公明党国民民主党は選挙前の議席数を維持した。日本維新の会は葉梨の地盤の牛久市で、地域政党のつくば・市民ネットワークは今回初めて議席を獲得した。日本共産党は議席を1つ減らした。また、つくば市選挙区ではカナダサスカチュワン州出身で2007年に日本に帰化した[6]ヘイズ・ジョンが当選した。帰化した外国出身の人物が県議会議員になるのはこれが初である。

党派別当選者数[7]
党派 新旧別 無投票
当選
改選前 増減
現職 元職 新人
自由民主党 35 34 1 10 44 9
公明党 4 3 1 1 4
国民民主党 3 3 3
立憲民主党 2 2 2
日本共産党 1 1 2 1
日本維新の会 1 1 0 1
つくば・市民ネットワーク 1 1 0 1
  無所属 15 1 2 12 1 3 12
合計 62 44 3 15 12 58

当選者

 自民党   公明党   国民民主党   立憲民主党   日本維新の会   共産党   つくば・市民ネットワーク   無所属 

水戸市城里町 舘静馬[自 1] 高崎進 木本信太郎
玉造順一 江尻加那 川津隆
日立市 村本修司 高安博明 齋藤英彰
瀬谷幸伸[自 2]
土浦市[8] 高橋直子 伊沢勝徳 八島功男
古河市[8] 高橋勝則 森田悦男[辞 1] 中村勇太[辞 2]
石岡市 戸井田和之 桜井信幸[無 1]
結城市 秋元勇人[自 2]
龍ケ崎市利根町 中山一生[無 1] 坂本隆司
下妻市 飯塚秋男
常総市八千代町 飯田智男 金子晃久
常陸太田市大子町 石井邦一 西野一
高萩市北茨城市 豊田茂 大足光司[国 1]
笠間市[8] 常井洋治 村上典男
取手市 中村修[辞 1] 川口政弥
牛久市 長田麻美 沼田和利[辞 1]
つくば市 星田弘司[辞 1] 山本美和 鈴木将
ヘイズ・ジョン[無 2] 宇野信子
ひたちなか市 磯崎達也 二川英俊 海野透
鹿嶋市 小松崎敏紀
潮来市行方市 柗田千春[自 2]
守谷市[8] 小川一成
常陸大宮市 黒部博英[自 2]
那珂市 小泉周司[自 2]
筑西市 設楽詠美子[辞 1] 水柿一俊
坂東市五霞町境町[8] 半村登 石塚隼人
稲敷市河内町[8] 細谷典幸
かすみがうら市 金子敏明
桜川市 白田信夫
神栖市 秋嘉一 村田康成
鉾田市茨城町大洗町 田山東湖 長谷川重幸
つくばみらい市 横田透[自 2]
小美玉市 木村喜一[自 2]
東海村 下路健次郎
美浦村阿見町 葉梨衛

補欠選挙

月日 選挙区 当選者 当選政党 欠員 欠員政党 欠員事由
2024年 12月15日 古河市選挙区 森田卓歩[自 2] 無所属 森田悦男 自民党 古河市長選挙立候補による自動失職
秋山政明 無所属 中村勇太 無所属 衆議院議員総選挙立候補による自動失職
2025年 9月7日 取手市選挙区 岩澤信 無所属 中村修 自民党 取手市長選挙立候補による自動失職
牛久市選挙区 諸橋太一郎 無所属 沼田和利 自民党 牛久市長選挙立候補による自動失職
つくば市選挙区 塚本一也 無所属 星田弘司 自民党 つくば市長選挙立候補による自動失職
筑西市選挙区 稲川新二 無所属 設楽詠美子 立憲民主党 筑西市長選挙立候補による自動失職

脚注

  1. ^ 茨城県議会議員一般選挙の概要 - 茨城県(2022年9月8日)2022年10月3日閲覧。
  2. ^ 県議選は12月2日告示 11日投開票の日程に - NHK 茨城 NEWS WEB(2022年9月8日)2022年10月3日閲覧。
  3. ^ 茨城県議選|地方選挙|NHK選挙WEB
  4. ^ 日本放送協会. “党派別集計 候補者アンケート 茨城県議会議員選挙|NHK選挙”. www.nhk.or.jp. 2023年2月23日閲覧。
  5. ^ 日本放送協会. “茨城県議選結果 自民 選挙前とほぼ同勢力 維持の見通し|NHK 茨城県のニュース”. NHK NEWS WEB. 2023年2月23日閲覧。
  6. ^ ジョンの生立ち of 愛してる、つくば”. 愛してる、つくば. 2023年2月23日閲覧。
  7. ^ NHK選挙WEB”. NHK. 2022年12月12日閲覧。
  8. ^ a b c d e f 立候補者が定数内のため無投票
  • 自民党関連
  1. ^ 2023年に2年間の自民党会派からの離脱と役職停止処分を受ける
  2. ^ a b c d e f g h 自民党に入党
  • 国民民主党関連
  1. ^ 国民民主党に入党
  • 無所属関連
  1. ^ a b 会派「茨城無所属の会」を結成
  2. ^ 茨城無所属の会に入会
  • 辞職関連
  1. ^ a b c d e 市区町村選挙に立候補し議員辞職
  2. ^ 国政選挙に立候補し議員辞職

関連項目




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