2021年ソウル市長選挙出馬と国民の党の統合問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 02:27 UTC 版)
「安哲秀」の記事における「2021年ソウル市長選挙出馬と国民の党の統合問題」の解説
2020年12月20日、自殺した朴元淳前市長の補欠選挙として行われる2021年のソウル市長選挙へ出馬する事を表明した。記者会見で安は、「野党系の統一候補として立ち上がり、政権の暴走を止めるけん引車の役割を果たす」と述べるなど、文在寅政権との対決姿勢を強調した。2021年3月4日、国民の力の公認候補に呉世勲が選出されると、呉は安との間で候補一本化を模索した。安は野党候補の統一化に同意し、同年3月22日に野党統一候補を決めるための世論調査を実施したが、翌日発表された結果は呉の大勝だった。これにより、安はソウル市長選挙から撤退し、統一候補となった呉は同年4月7日実施のソウル市長補欠選挙で当選を果たした。 4月7日の選挙後、安が総裁を務める国民の党は国民の力との合流交渉を6月下旬から開始したが、交渉は両者の神経戦となっていた。安は両党の交渉に直接参画していなかったが、李俊錫国民の力代表から政党統合に関する考えを明らかにするよう求められた際に、李俊錫の発言をシンガポールの戦いで日本軍将校が用いた発言になぞらえて反発を示した。その後、安は同年8月8日に「今週、熟考する時間を持ち、決心がつき次第、国民と党員に表明する」と示し、8月16日に協議決裂を正式に宣言した。
※この「2021年ソウル市長選挙出馬と国民の党の統合問題」の解説は、「安哲秀」の解説の一部です。
「2021年ソウル市長選挙出馬と国民の党の統合問題」を含む「安哲秀」の記事については、「安哲秀」の概要を参照ください。
- 2021年ソウル市長選挙出馬と国民の党の統合問題のページへのリンク