2021年ターリバーンの攻勢への対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/07 13:48 UTC 版)
「アシュラフ・ガニー」の記事における「2021年ターリバーンの攻勢への対応」の解説
アメリカ合衆国が2021年8月末までのアフガニスタンからの撤退を進める中、ターリバーンの攻勢は止まらず、主要都市は次々に制圧され2021年8月中旬には首都カーブルに迫った(2021年ターリバーン攻勢 参照)。ターリバーンがガニーに対し大統領辞任を要求したほか、アメリカのアントニー・ブリンケン国務長官も停戦とターリバーンを含んだ暫定政権樹立のためガニーに大統領辞任を要求したと一部で報じられたが大統領府はこれを否定し、抗戦の姿勢を示した。しかし8月15日にターリバーンはアフガニスタン全土を支配下に置いたと宣言し、政権側もアブドゥル・サタール・ミルザクワル内務相代行が平和裏に権力の移行を進めると表明。同日15日のロイター通信の報道によると、ガニーは既にカーブルを離れ国外に脱出したことを内務省高官が発表し、後にアブドラ国家和解高等評議会議長もこれを確認。ガニー政権は事実上崩壊した(カーブル陥落 (2021年) 参照)。
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