2020年7月政治局非常拡大会議
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「朝鮮労働党第7期中央委員会」の記事における「2020年7月政治局非常拡大会議」の解説
2020年7月25日に党中央委員会本部庁舎で政治局非常拡大会議として開催された。 朝鮮中央通信によると、3年前に韓国へ脱出後、7月19日、違法に軍事境界線を越えて北朝鮮南西部の開城に戻った人物が新型コロナウイルスに感染した疑いがあることが判明したこと、金正恩が政治局非常拡大会議で開城を7月24日午後から完全封鎖(ロックダウン、都市封鎖)する措置を取ったと報告したことが報じられた。 また、金正恩が「現在の事態に対処して当該地域に非常事態を宣布し、国家非常防疫システムを最大非常体制に移行させ、特級警報を発令することに関する党中央の決心を宣明」し、「党および勤労者団体組織、政権機関、社会安全、保衛機関、防疫および保健医療機関が差し当たり遂行すべき部門別課題を提起」したこと、政治局非常拡大会議で、「国家非常防疫システムを最大非常体制に移行させることに関する党中央委員会政治局の決定書」が全員一致で採択されたこと、脱北事件を許した前線部隊のずさんな警戒態勢が党中央軍事委員会から報告され、厳重な処罰を適用することについての議論が行われたことも発表された。 詳細は「北朝鮮における2019年コロナウイルス感染症の流行状況」を参照
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