2018年平昌オリンピック・パラリンピック公式空港
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 08:58 UTC 版)
「襄陽国際空港」の記事における「2018年平昌オリンピック・パラリンピック公式空港」の解説
2009年10月15日、2018年冬季オリンピックの開催地立候補が締め切られた。国際オリンピック委員会 (IOC) による開催説明会の後、各立候補都市との協議が進められ、そこで平昌招致委員会はIOCに対し全国で2つの空港を提示した。主空港を仁川国際空港、補助空港を襄陽国際空港とするものであった。仁川国際空港には長距離路線を配置し、2500m滑走路しか持たない襄陽国際空港は短距離路線とチャーター機を配置する計画で進められた。 しかし江原道は2011年7月18日、仁川国際空港を利用してソウルから鉄道を建設して来訪するよりも、襄陽国際空港を公式空港として使用した方が、鉄道網の問題を解決し、仁川国際空港の1日の利用客から10%の1万人を誘致することになり、空港活性化が見込めるとして提起。さらに北朝鮮の消費市場と労働力市場を活用して、北東アジアの地図を変える破壊力を持つと期待した。 平昌冬季オリンピック・パラリンピック組織委員会は襄陽国際空港を公式空港に指定するようIOCに要請し、2013年8月31日、2018年平昌オリンピック・パラリンピック公式空港と発表。2016年8月、IOCと基本サービス協定を締結し公式空港に認定された。 2018年2月9日には、平昌オリンピック開会式に出席するために当地を訪問した、日本の安倍晋三首相が搭乗した日本国政府専用機のボーイング747-400が当空港を利用した。 平昌オリンピック大会期間中の2月1日~2月27日まで、大韓航空により仁川国際空港への国際線乗り継ぎ専用便(国際線扱い)が運航された。大韓航空の就航は、2008年6月9日の撤退以来約10年ぶり。
※この「2018年平昌オリンピック・パラリンピック公式空港」の解説は、「襄陽国際空港」の解説の一部です。
「2018年平昌オリンピック・パラリンピック公式空港」を含む「襄陽国際空港」の記事については、「襄陽国際空港」の概要を参照ください。
- 2018年平昌オリンピック・パラリンピック公式空港のページへのリンク