2014 FIFAワールドカップ・アジア2次予選とは? わかりやすく解説

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2014 FIFAワールドカップ・アジア2次予選

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/26 10:04 UTC 版)

2014 FIFAワールドカップ・アジア2次予選
大会概要
日程 2011年7月23日 – 2011年7月28日
チーム数 30
大会統計
試合数 30試合
2010
2018

このページは、2014 FIFAワールドカップ・アジア予選の2次予選の結果をまとめたものである。

方式

シード順が6位から27位のチーム(22チーム)と、1次予選の勝者8チーム、合計30チームを2チームずつ15組に分け、ホーム・アンド・アウェー方式で対戦を行う。各勝者が3次予選に進出する[1][2]

シード順

組み合わせ抽選会は、2011年3月30日にマレーシアクアラルンプールAFC本部で行われた[3]

30チームを2つのポットに分け、ポット1にはランキング6位から20位のチームを、ポット2にはランキング21位から27位のチームと1次予選の勝者に振り分けた。シード順は、前回大会(2010 FIFAワールドカップおよびそのアジア予選)の成績によって決められた[4][5]

ポット1 ポット2

1次予選の勝者はシード順が決められた時は未定であった。

試合結果

チーム #1 合計 チーム #2 第1戦 第2戦
タイ  3 - 2  パレスチナ 1 - 0 2 - 2
レバノン  4 - 2  バングラデシュ 4 - 0 0 - 2
中国  13 - 3  ラオス 7 - 2 6 - 1
トルクメニスタン  4 - 5  インドネシア 1 - 1 3 - 4
クウェート  5 - 1  フィリピン 3 - 0 2 - 1
オマーン  5 - 0[注 2]  ミャンマー 3 - 0[注 1] 2 - 0[注 2]
サウジアラビア  8 - 0  香港 3 - 0 5 - 0
イラン  5 - 0  モルディブ 4 - 0 1 - 0
シリア  0 - 6[注 3]  タジキスタン 0 - 3 0 - 3
カタール  4 - 2  ベトナム 3 - 0 1 - 2
イラク  2 - 0  イエメン 2 - 0 0 - 0
シンガポール  6 - 4  マレーシア 5 - 3 1 - 1
ウズベキスタン  7 - 0  キルギス 4 - 0 3 - 0
アラブ首長国連邦  5 - 2  インド 3 - 0 2 - 2
ヨルダン  10 - 1  ネパール 9 - 0 1 - 1
注釈
  1. ^ a b c オマーン(ホーム)-ミャンマーの試合は、当初のスコアは2-0でオマーンの勝利であったものの、後日没収試合(オマーンの3-0での勝利扱い)とされた。このため、合計得点も4-0から5-0に修正されている。
  2. ^ a b ミャンマー対オマーンの第2試合(ミャンマーで開催)前半40分、観客が審判に石を投げるなどの行為を始めたため、試合は0 - 2の状況で打ち切られた[6]国際サッカー連盟(FIFA)はこの試合について、再試合は行わず、第1試合の得点(オマーン 2 - 0 ミャンマー[注 1])と合わせ、合計得点4 - 0[注 1]でオマーンが3次予選に進出するものとした[7][8]
  3. ^ シリアは第1戦を2 - 1、第2戦を4 - 0で勝利し3次予選に出場することとなっていた。しかし試合後日FIFAは、シリアが出場資格のない選手を出場させていたとして、シリアを失格とすること、またシリアに敗れたタジキスタンが代わって出場し、本来シリアが入る予定だった3次予選グループCに入ることを決定した[9](この時点ですでに、3次予選の組み合わせ抽選は実施済みであった)。





パレスチナ 2 - 2 タイ
アリアン  6分90分 レポート ダッサコーン  33分90+4分
ファイサル・フサイニー国際スタジアム(アル・ラム)
観客数: 11,500人
主審: サラ・モハメド・アラバシ

合計得点3-2でタイが勝利



レバノン 4 - 0 バングラデシュ
マアトゥーク  16分
M.エル=アリー  27分
アッ=サアディー  55分
T.エル=アリー  64分
レポート

バングラデシュ 2 - 0 レバノン
チョウドリ  52分
アメリ  87分
レポート
バンガバンドゥ・ナショナル・スタジアムダッカ
観客数: 11,000人
主審: アピシット・アオンラック

合計得点4-2でレバノンが勝利



中国 7 - 2 ラオス
楊旭  45+2分54分72分
陳涛  52分88分
蒿俊閔  82分90+1分 (pen.)
レポート ヴォンチェンカム  4分
パプーヴァニン  31分
昆明拓東体育場昆明
観客数: 13,500人
主審: ストレブレ・デロフスキー

ラオス 1 - 6 中国
パプーヴァニン  47分 レポート 曲波  24分
于漢超  36分88分
鄧卓翔  67分83分
楊旭  90+2分
ニュー・ラオス・ナショナルスタジアムヴィエンチャン
観客数: 13,000人
主審: タイェブ・シャムスザマン

合計得点13-3で中国が勝利




インドネシア 4 - 3 トルクメニスタン
ゴンサレス  10分18分
ナシュア  42分
リドワン  76分
レポート ナシュア  70分 (o.g.)
シャミラドフ  83分
チョニュカイェフ  86分 (pen.)

合計得点5-4でインドネシアが勝利



クウェート 3 - 0 フィリピン
ナーセル  16分
ネダ  68分
アル=イブラーヒーム  84分
レポート
モハメド・アル・ハマド・スタジアム(ハワッリー)
観客数: 20,000人
主審: モハメド・アブ・ロウム

合計得点5-1でクウェートが勝利



オマーン 3 - 0
没収試合[注 1]
ミャンマー
レポート
シーブ・スタジアムシーブ
観客数: 6,300人
主審: アリ・サバグ

ミャンマー 0 - 2
打ち切り(
オマーン
レポート アル=ホサニ  22分
アル・アジミ  39分 (pen.)

合計得点5-0でオマーンが勝利(




香港 0 - 5 サウジアラビア
レポート ファラータ  34分
ヌール  71分 (pen.)
アッ=シャムラーニー  73分
アル=サフラウィ  78分
ハウサーウィー  90+2分
小西湾運動場香港
観客数: 1,402人
主審: ヴォ・ミン・トリ

合計得点8-0でサウジアラビアが勝利



イラン 4 - 0 モルディブ
アンサリファルド  4分62分
カリミ  68分
ダギーギー  86分
レポート
アザディ・スタジアムテヘラン
観客数: 20,195人
主審: チャイヤ・マハパブ

合計得点5-0でイランが勝利




タジキスタン 3 - 0
没収試合(
シリア
レポート
メタルルグ・スタジアムトゥルスンゾダ
観客数: 9,000人
主審: ドミトリー・マシェンツェフ

合計得点6-0でタジキスタンが勝利(



カタール 3 - 0 ベトナム
カソーラー  6分
ムバーラク  51分
アリー  68分
レポート
ジャシム・ビン・ハマド・スタジアムドーハ
観客数: 6,786人
主審: アリー・アル=バドワーウィ

ベトナム 2 - 1 カタール
グエン・トロン・ホアン  60分
グエン・クアン・ハイ  78分
レポート アリー  17分

合計得点4-2でカタールが勝利




合計得点2-0でイラクが勝利




合計得点6-4でシンガポールが勝利




合計得点7-0でウズベキスタンが勝利




インド 2 - 2 アラブ首長国連邦
ラルペクラ  73分
シン  90+2分
レポート アッ=シェヒー  39分
アル=ウェハイビー  71分
アムベドカル・スタジアム(ニューデリー
観客数: 13,000人
主審: アブドゥル・マリク・バシール

合計得点5-2でアラブ首長国連邦が勝利



ヨルダン 9 - 0 ネパール
アブドゥルファッターハ  10分74分82分90+3分
アーメル・ディーブ  23分57分
A. ハーイル  32分68分
アブダッラー・ディーブ  45+1分
レポート
アンマン国際スタジアムアンマン
観客数: 17,000人
主審: ヤドラ・ジャハンバジ

合計得点10-1でヨルダンが勝利



トピックス

ミャンマー対オマーン戦の途中打ち切り

ミャンマー対オマーンの第2試合(ミャンマーで開催)前半40分、観客が審判に石を投げるなどの行為を始めたため、試合は0 - 2の状況で打ち切られた[6]国際サッカー連盟(FIFA)はこの試合について、再試合は行わず、第1試合の得点(オマーン 2 - 0 ミャンマー[注 1])と合わせ、合計得点4 - 0[注 1]でオマーンが3次予選に進出するものとした[7][8]

その後FIFAはミャンマーに対し、次回(2018年)大会アジア予選出場権を剥奪する処分を科した[11]。その後ミャンマーサッカー連盟の申し立てを受けて処分が再検討され、ホームゲームの国外開催を条件に2018年大会の予選参加が認められることとなった[12]

シリアの失格処分

シリア対タジキスタンの試合は、シリアが第1戦(シリアのホームゲーム)を2 - 1、第2戦(タジキスタンのホームゲーム)を4 - 0で勝利し、3次予選に出場することとなっていた。しかし試合後日の2011年8月19日国際サッカー連盟(FIFA)は、シリアが出場資格のない選手(すでにスウェーデン代表として出場歴のあるジョージ・ムラード[13])を出場させていたとして、シリアを失格とすること、またシリアに敗れたタジキスタンが代わって出場し、本来シリアが入る予定だった3次予選グループCに入ることを決定した[9][14](この時点ですでに、3次予選の組み合わせ抽選は実施済みであった)。なお当該試合の記録は抹消され、2試合ともにシリアの0-3での敗戦扱いとされた(没収試合)。

脚注

  1. ^ a b c オマーン(ホーム)-ミャンマーの試合は、当初のスコアは2-0でオマーンの勝利であったものの、後日没収試合(オマーンの3-0での勝利扱い)とされた。このため、合計得点も4-0から5-0に修正されている。
  2. ^ シリアのホームゲームは政治的混乱によりヨルダンで開催[10]
  3. ^ イエメンのホームゲームは政治的混乱によりアラブ首長国連邦で開催[10]

出典

  1. ^ 2014 FIFA World Cup Brazil – Preliminary Competition Format and Draw Procedures – Asian Zone
  2. ^ “43 in the fray for 2014 FWC qualifiers”. The-AFC.com (Asian Football Confederation). (2011年3月23日). http://www.the-afc.com/en/tournaments/men-a-youth/fifa-world-cup/33977-43-in-the-fray-for-2014-fwc-qualifiers 2011年3月23日閲覧。 
  3. ^ “The battle for Brazil berth begins”. The-AFC.com (Asian Football Confederation). (2011年3月30日). http://www.the-afc.com/en/tournaments/men-a-youth/fifa-world-cup/34082-2014-fwc-draw 2011年3月31日閲覧。 
  4. ^ Asian Zone to play preliminary round for Brazil 2014”. 国際サッカー連盟 (2011年3月19日). 2011年3月25日閲覧。
  5. ^ FWCQ 2014 rankings announced”. アジアサッカー連盟 (2011年3月8日). 2011年3月21日閲覧。
  6. ^ a b “Ugly scenes as Myanmar match abandoned”. Yahoo. Reuters. (2011年7月28日). http://uk.eurosport.yahoo.com/28072011/58/world-cup-2014-ugly-scenes-myanmar-match-abandoned.html 2011年7月28日閲覧。 
  7. ^ a b Myanmar-Oman match abandoned”. アジアサッカー連盟 (2011年7月28日). 2011年7月29日閲覧。
  8. ^ a b Statement regarding abandoned 2014 FIFA World Cup Qualifier Myanmar against Oman”. 国際サッカー連盟 (2011年7月29日). 2012年1月28日閲覧。
  9. ^ a b Syria disqualified from 2014 FIFA World Cup”. 国際サッカー連盟 (2011年8月19日). 2012年1月31日閲覧。
  10. ^ a b Yemen to host Iraq in World Cup qualifier in UAE
  11. ^ Myanmar disciplinary sanctions confirmed”. 国際サッカー連盟 (2011年9月30日). 2012年1月28日閲覧。
  12. ^ Myanmar appeal partially upheld”. FIFA (2011年11月7日). 2012年1月28日閲覧。
  13. ^ Syria disqualified by FIFA over ineligible player”. The Peninsula (2011年8月20日). 2012年1月31日閲覧。
  14. ^ W杯予選で日本と同組のシリア失格…代わりはタジキスタン”. Sponichi Annex (2011年8月20日). 2012年1月31日閲覧。


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