2013年 - 2018年 : 22, A Million
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/05 19:22 UTC 版)
「ボン・イヴェール」の記事における「2013年 - 2018年 : 22, A Million」の解説
2014年6月30日、ボン・イヴェールはザック・ブラフ監督の映画『WISH I WAS HERE』のサウンドトラックとして新曲「Heavenly Father」を発表する。 2015年7月18日、ウィスコンシン州オークレアでジャスティン・ヴァーノンとザ・ナショナルのアーロン・デスナーが主宰したEaux Clairesフェスティバルでボン・イヴェールとして約3年ぶりのライブを行ない、2つの新曲を披露した。その後、11月に年明けからのアジアツアーを発表。2016年2月から韓国、台湾、シンガポール、東京、大阪でライブを披露し、本格的にライブ活動を再開した。5月にはシドニーのオペラハウスで'Cercle' Concertシリーズの3公演を行なった。 2016年7月22日、ニューアルバムのプロモーションとして、22秒の新曲の映像がバンドの公式Facebookページで公開された。8月17日、ニューアルバムのタイトルとリリース日、トラックリストが発表される。同時に新曲「22 (Over Soon)」「10 dEAThbREasT"」の2つのリリックビデオが公開された。8月29日には、さらなる先行曲として「33 "GOD"」リリックビデオが公開される。 9月30日、ボン・イヴェールは3作目のアルバム『22、ア・ミリオン(22, A Million)』をリリースする。アルバムは前作に引き続きジャスティン・ヴァーノンのApril Base studioで制作され、サウンドはさらに実験的な作風へ変化した。制作スタイルにエレクトロニック・ミュージックやヒップ・ホップのプロダクションを取り入れ、たくさんのサンプルやシンセ、ブラス類が重ねられた。ヴァーノンのボーカルプロダクションにはプリズマイザーなどの新技術が使用され、より複雑で未来的なゴスペルのようなコーラスワークが実現している。 アルバムは批評家から絶賛され、音楽メディアのThe Line of Best Fitは「個人の危機と解決を捉えたアルバムで今世紀これ以上のものは他に無い」と評し満点を与えた。年間ベストアルバムのランキングでは、The Skinnyが3位に、VarianceとNPRが5位、Pasteが9位、Pitchforkが12位、Stereogumが15位、Mojoが16位、Rolling Stoneが22位に選出した。第59回グラミー賞ではベスト・オルタナティヴ・アルバム部門にノミネートされた。 アルバムのツアーは2016年8月からスタートし、次のアルバムが出る直前の2019年7月まで続いた。その間も多くのフェスティバルに出演し、Primavera Sound、Sasquatch!、Pitchfork Music Festival、Melt! Festival、Mad Cool Festivalなどではヘッドライナーを務めた。またCoachellaではメインステージの準ヘッドライナーのスロットで演奏し、Bonarooではセカンドステージのヘッドライナーを務めた。
※この「2013年 - 2018年 : 22, A Million」の解説は、「ボン・イヴェール」の解説の一部です。
「2013年 - 2018年 : 22, A Million」を含む「ボン・イヴェール」の記事については、「ボン・イヴェール」の概要を参照ください。
- 2013年 - 2018年 : 22, A Millionのページへのリンク