2011年の2歳戦のスケジュール変更
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 01:39 UTC 版)
「デューハーストステークス」の記事における「2011年の2歳戦のスケジュール変更」の解説
デューハーストステークスは、長いあいだ、ニューマーケット競馬場で10月中旬に行われる「チャンピオンズ開催」の2日目の目玉競走だった。この開催の中核となるのが、イギリスの一流馬がシーズン最後に出走するように企画されたチャンピオンステークスだった。 ところが近年、中長距離の一流馬は、10月初旬のフランスの凱旋門賞から、アメリカやアジアの高額賞金競走へ転戦する傾向があり、イギリスではチャンピオンステークスが本来の意図に適う出走馬を集められるよう、大きく日程を調整することになった。 その結果、チャンピオンステークスは日程を変えてアスコット競馬場で行うことになり、あわせて短距離から長距離までの各部門の「チャンピオン戦」を一日に集中して行う「ブリティッシュ・チャンピオンズデイ」が創設された。 もともとチャンピオンステークスが秋シーズンの最大のイベントだったニューマーケット競馬場では、そのイベントをアスコット競馬場へ放出する代償として、10月上旬に主要な2歳戦をまとめて一日で行う「フューチャーチャンピオンズデイ(Future Champions Day)」を創設することになった。そのために、従来のミドルパークステークスに加え、デューハーストステークス、2歳牝馬G1のフィリーズマイルも加えて行われることになった。 これにより、以前はミドルパークステークス(10月初旬)とデューハーストステークス(10月下旬)の両方に出走することが可能だったのだが、変更後はどちらか一方にしか出走できないことになった。 この大改革は、翌2012年以降、見直しが重ねられており、フューチャーチャンピオンズデイで行われる競走の入れ替えや日程の変更が行われている。2014年は、フューチャーチャンピオンズデイは10月中旬に戻り、アスコット競馬場のチャンピオンズデイの前日に行うこととなっている。この一連の改革はまだ進行中であり、まだ固定化されていない。 アメリカのブリーダーズカップ・チャレンジシリーズとの関連では、2011年にデューハーストステークスはシリーズの1つとなり、優勝馬にはブリーダーズカップジュヴェナイルターフへの優先出走権が与えられることになった。しかし2011年の優勝馬パリッシュホール(Parish Hall)はこれを行使しなかった。2012年以降はこのシリーズから脱したため、同シリーズに加わったのは2011年だけとなった。
※この「2011年の2歳戦のスケジュール変更」の解説は、「デューハーストステークス」の解説の一部です。
「2011年の2歳戦のスケジュール変更」を含む「デューハーストステークス」の記事については、「デューハーストステークス」の概要を参照ください。
- 2011年の2歳戦のスケジュール変更のページへのリンク