2008年の開館
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2008年10月18日に1スクリーン112席のシネマ尾道が開館。こけら落とし作品は橋口亮輔監督の『ぐるりのこと。』であり、『ぐるりのこと。』公式サイトの宣伝は「ジャジャーン! 『ぐるりのこと。』が選ばれたのです!」と何だか楽しそう。初日の初回上映時には河本が「100年先まで続くよう頑張ります!」と挨拶、約70人の観客が拍手を送り、橋口監督のトークショーが行われた。 開館時のNPO法人「尾道に映画館をつくる会」には、シネマ尾道の資本金・運転資金は1円たりとも残っていなかった。準備段階では好意的だった地元の興業組合も、シネマ尾道開館が現実となると風当たりを強める。NPO法人であるため、また支払い実績が存在しないために、映画配給会社はシネマ尾道へのフィルムの配給を渋り、福山市の興行会社を通じてフィルムを契約するほかになかった。上映する映画はミニシアター系の作品がほとんどであり、開館後の1年間で約90本の映画を上映。シネマ尾道開館後には「幽霊通り」に居酒屋が数件新規出店し、学校が移転開校し、明らかに人通りが増加した。
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