2003年のMCバトルでの事件
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「B BOY PARK」の記事における「2003年のMCバトルでの事件」の解説
2003年8月14日、恵比寿の「EBiS303」にてMCバトルの本選が行われた。司会はMC RYU。審査員は、荏開津広、GANXSTA D.X、小林雅明、古川耕、BOY-KEN、柾虎、DJ YAS、ROCK-Teeの8名。審査方式は、各審査員が赤色と青色の旗を持ち、4本以上の旗が揚がった方が勝者となるシステム。引き分けとなった場合は、観客の声援でジャッジを下すというものだった。 準決勝の「漢 対 MC USK」の際、準決勝開始前の小休憩で席を外した数名の審査員がなかなか戻って来なかったため、司会のMC RYUが「審査員が帰って来ないから、準決勝からはもう観客の声援だけでジャッジをします」とルールを変更してしまい、観客のジャッジで青コーナーの漢が一旦勝者となった。 その後戻ってきた審査員は大会を中断し、MC RYUのルール変更に抗議し試合をやり直すべきと主張。これに対しMC RYUは、「俺もうどうしたらいいか分かんねぇや!」と司会を放棄。結局試合をやり直すことになり、この展開に会場は終始ブーイングの嵐に包まれ一触即発の事態となった。準決勝再試合の判定は、観客の「青! 青!」という大合唱の中、赤5本、青3本で赤コーナーのMC USKが勝者となった。漢は前年の優勝者でもあったため、2003年も優勝候補として期待されていたが、この事件に巻き込まれて敗退してしまうという結果になった。 その後、こうした一連の手際の悪さや、バトルにおけるしっかりとしたルール体制が成されていない点、翌年からは審査員をやりたがる者が減ったことなどもあって、翌2004年以降はB BOY PARKの目玉だった各バトルコーナーが減少・縮小された。
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