2軸ガソリン動車キハ101、102
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「余市臨港軌道」の記事における「2軸ガソリン動車キハ101、102」の解説
1933年4月、小島栄次郎工業所製と竣功図にあるが、実際には小島から下請けした松井車輛製作所により1932年製造。設計認可はガソリン機関車と同じ1933年3月23日。前部に荷台を持つ2軸半鋼製ガソリン動車、定員34名(座席20立席14)。機関は中古品を調達したため日本の気動車では珍しいベルセーム4気筒 (5.5L 36HP/1,500rpm) を搭載していたが老朽化しており、のち1937年、同排気量・同気筒数ながら汎用性の高いブダ (Buda) 社製「Buda-KTU」(43HP/2,000rpm) に換装された。名目上は旅客専用だったが、貨車牽引を目論んでいたらしく、自動連結器を装備。軌道廃止後、エンジンと運転室を撤去して客室扉を増設し、荷台を付けたままの客車として北陸鉄道に売却され、石川線や小松線で戦後まで使用された。(ガソリンカー写真)
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