2軸駆動化改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/07 14:21 UTC 版)
「南阿蘇鉄道MT-2000形気動車」の記事における「2軸駆動化改造」の解説
南阿蘇鉄道は全長17.7 kmのうち約8.7 kmが20 ‰以上の勾配となっており、1軸駆動のMT-2000形は線路条件によっては空転が発生し、定時運行に支障することがあった。2軸駆動の新型車に置き換えるか、MT-2000形を2軸駆動化するかの検討ののち、MT-2000形の2軸駆動化が決定され、1998年(平成10年)から2000年(平成12年)にかけてMT-2000形3両のエンジン以外の主要機器をほぼすべて交換する工事が行われ、形式もMT-2000A形に変更された。 変速機は新潟コンバーター製TACN-22-1105Dに交換され、台車も2軸駆動の空気ばね式住友金属工業製FS211D形となった。ブレーキは排気ブレーキ・機関ブレーキ併用に変更された。空気使用量が増加するため、空気圧縮機がC-400からC-600に交換されている。
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