1985年 - 1991年 テクノロジーフロンティア
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「トレック・バイシクル」の記事における「1985年 - 1991年 テクノロジーフロンティア」の解説
1985年、宇宙航空産業(アランやヴィータスなどの自転車会社の技術も)の力を活用して、トレックは初となるアルミニウムバイクフレーム「2000」を開発した。接着アルミフレームの開発はトレックのように溶接スチールフレームを手作業で作っていた会社の生産ラインの脆弱性を明らかにした。トレックは接着フレームを大量生産するために生産ラインを見直した。生産ラインの見直しによってロードバイク「2000」で成功を収めた1年後、3チューブのカーボンコンポジットフレーム「2500」でも成功を収めた。この「2500」からトレックのカーボンフレーム製造が始まった。カーボンモデルの製造が始まった同じ年にトレックは注文数の増加に対応するために、ウォータールーの本社工場を7000㎡増設した。1988年、トレックはサイクリングアパレル市場に参入するために「トレックウェア」を設立した。その一年後、トレックは海外市場へも進出し、イギリスとドイツに支店を設立した。同年、トレックはエントリー層や子ども用バイクを生産する「ジャズバイク」を設立した。「ジャズバイク」のデザインはトレック本社で行われ、製造は台湾で行われた。「ジャズバイク」の生産は1993年中止されている。1989年、トレックは初となるカーボン成型フレーム「5000」を発表した。カーボンモノコックフレームの「5000」(カーボンモノコックフレームと接着アルミフォーク)の発表された重量は1.5kgだった。 1990年、トレックはマウンテンバイクの快適性能とロードバイクのスピード性能を併せ持ったハイブリッドバイク「マルチトラック」を発表した。同年、トレックのキッズバイクも発表された。1991年、トレック初となる自社運営の店舗をウィスコンシン州マディソンの近郊にオープンした。自社運営店舗はトレックの全ラインナップを展示するだけでなく、店舗運営の経験のない社員のトレーニングの場として活用された。自社運営店舗では製品とマーケティングのアイデアもテストされ、成功したものは全米で販売された。
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