1985年 - 1991年:農業機械からの移行
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「ナビスター・インターナショナル」の記事における「1985年 - 1991年:農業機械からの移行」の解説
インターナショナルは、1980年代初頭から半ばにかけ農業経済規模故の貧しさ、労働規則変更に関する全米自動車労働組合の長期ストの影響などにより苦境に陥っている。インターナショナルの新CEOに就任したドナルド・レノックス(Donald Lennox)は、事業を存続させるため、多くの伝統的な部門から撤退するよう管理組織に対し指示を出している。会社存続のため収益性の高い事業のみを残しており、収益性の悪い部門は他社へ売却が行われている。この期間、損失を減らし運転資金を確保するためレノックス率いる管理部門は、建設設備部門をドレッサー・インダストリーズ(英語版)へ、ガスタービンやソーラー発電事業はキャタピラーへ、芝生や庭の設備部門であるキャブ・カデットはMTD・プロダクツ(英語版)に売却するなど次々と事業を縮小している。 1983年、エンジン部門はフォードのフルサイズピックアップトラックおよびバン用の6.9L IDI V8ディーゼルエンジンの生産を開始しており、供給協定により2010年まで続いた。 1985年の初め、農業部門がテネコ(英語版)に買収されたことにより、最終的にハーベスター製品はトラックとエンジンのみになっている。インターナショナル・ハーベスターは1986年2月20日に「ナビスター・インターナショナル」に改称し再出発しており、今日に於いて「インターナショナル」名のブランドを使用しているのはトラックのみであり、ハーベスター時代はトラック&エンジン部門であった。
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