1974年-1990年
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「ジル・ケペル」の記事における「1974年-1990年」の解説
古典の専門家を志すが、1974年のレバント地方旅行をきっかけにアラビア語を学びはじめる。哲学、英語の学士号取得後、ダマスカスのフランス学院に留学。1980年にパリ政治学院修了。1981年からカイロのフランス研究センターに留学。同年発生したジハード団によるサダト大統領暗殺に焦点を当てたフィールドワークにより博士論文『預言者とファラオ--現代エジプトにおけるイスラム主義運動』を執筆。現代イスラム主義運動の研究としては世界でも初の業績であり、1984年に出版された。現在まで各国の大学で基本文献となっている。帰国後、フランス国立研究センター(CNRS)の研究員として「フランスにおける社会・政治現象としてのイスラム教の発展」を研究。3年間のフィールドワークを経て『イスラム教の郊外』(1987年)を上梓する。西洋社会におけるイスラム教・イスラム教徒の現状についての先駆的研究となった。
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